8.《ネタバレ》 こんな大変な事が起きていたとは… 知りませんでした 報道管制 情報操作 いやほんと恐ろしい 韓国映画らしい各個人に寄った展開は 正直笑えないというか「場」の雰囲気に不釣り合いなシーンも含みで 一種独特な雰囲気を感じます どこまで事実に基づいているかは判りませんが、こんな悲劇的な事が起きてしまった韓国という国のことを少し考えてしまいました 人と人が憎しみ合わず そして殺しあわない そんな平和な世界を望みます 合掌 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-21 10:31:08) |
7.(評価低いです。この映画を好きな人、気を悪くなされませんように・・。)弟想いの兄と兄想いの弟の気持ち悪いほどの平和な日常は後の非人道的事件をより非人道的に見せるための演出なのかもしれないが、くさすぎる。兄の女性に対する漫画のような不器用さは「ほのぼの」を超えてコメディのラインを超えている。実際、兄の先輩にあたるタクシー運転手なんかは完璧にお笑い担当で、ゆえにコメディ色はあえて入れているということになるのだろうけど、平和を描くのにコメディという発想がそもそも安易すぎる。残酷な史実をエンターテイメントとして見せるためということであったとしてもやっぱり安易。しかもコメディと言ったって人格で笑わせているだけという浅はかさ。後半のシリアスな展開もいちいち兄弟親子のドラマが大袈裟に乱入してきてむやみに感動を煽ってくるのがうっとうしい。俳優たちが一生懸命に泣いたり笑ってたりさせられてるのを見て哀れに思った。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 1点(2010-08-18 16:05:43) |
6.《ネタバレ》 妻投稿■よくツタ屋で「戦争の狂気」という題目で売られている映画。私はこういう分野の映画には2種類あると思っていて、1種類目は「ジョニー・マッドドッグ」や「ホテル・ルワンダ」みたいに、私が映画を見て、「遠い世界で行われる人間の狂気を知って恐怖を感じた気になって」、「まあああいう国に行かなければいいや」と夕食を続けるタイプの映画。もう1種類目は「狂気」というものを感じさせない割には「こういう事が目の前で起こったらどうしよう」という生理的恐怖を感じさせる映画。私にとってこの映画は後者のタイプだ。■突然軍隊がやってきて市民を無差別に殴り殺す。パンツ一丁でトラックに乗せられる。政治的にはいろいろあったけど経済的には日本と同じシークエンスを経ている(つまり風景がちょっと前の日本と似ている)世界でこういう事が本当にあると言うのが言いようのない暴力の恐怖をストレートに伝えて行く。この映画の上手いところは「何でそんな事が起こったのか」「人間の狂気」「戦争の狂気」なんて鼻から論じるつもりがない事。もう「何で?」なんて関係なく殴られ殺される。その点が「暴力の理由なんて後から理由づけされるもの」という歴然たる戦慄を上手くあらわしていると思う。■後半市民軍が結成され、解放区が作られてワイワイガヤガヤやっている風景や、そうした団結が軍隊の圧倒的力の前には脆くも潰されてしまうという無惨すぎるラストは、「暴力」「軍隊」と言うものの本質をストレートにぶつけていると思う。軍隊や自衛隊は主権国家なら必要かもしれない。でもその本質はああなんだから、ちゃんと国民は管理しなきゃね。 【はち-ご=】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-05 04:11:45) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ごく最近と言っても良いくらいの時期に、隣の国でこんなに愚かなことが繰り広げられていた、という事実がショックでした。高校時代にニュースは見てましたが、死人が出るほどの大規模デモ、くらいの認識でした。軍隊が市民に銃を向け、引き金を引く。しかも、隊列を組んで雨あられと銃弾を浴びせる。自分の常識では軍隊が介入するような騒乱には見えず、一方的な虐殺です。その一斉射で終わるのではなく、まるでゲリラを掃討するように殺人を続ける軍に対して、市民が武器を取るという流れがこれまた異常でした。国際世論も当時はあまり機能していなかったのか…? 映画としては、軍隊の介入に至る過程を描いた前半は秀逸ですが、後半に特定の人物の心情に寄り過ぎて全体が見えなくなったことが残念でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-07 23:13:41) |
4.《ネタバレ》 何というか、やり場のない怒りが湧き上がってきますね。なぜこのような悲劇が現実に起きてしまったのか・・・・・。 当時、光州でどのような事が起こっていたかを描いている前半部分は本当に興味深く観ることができました。文章では伝わらない弾圧の状況が映像によってストレートに伝わってきました。ただ、後半部分は人間ドラマと派手な戦闘シーンがメインになってしまい、どのようにして事件が収束していったのかが良くわからないまま終わってしまったのがちょっと残念でした。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-12-29 21:08:04) |
3.まだまだ勉強不足を痛感。当時であっても、韓国内のマスメディア情報操作の怖さ。あれだけの被害者があったのに…。とても悔しくて、最後は涙が止まりませんでした。 【西川家】さん [試写会(字幕)] 8点(2008-08-02 15:03:06) |
2.残忍な戦闘シーンをひたすら見せ付ける戦争映画が苦手なのでこの映画は戦闘シーンとドラマ部分とのバランスが丁度良く私には悪くなかったです。ちょっと大袈裟に盛り上げたり寒いギャグが挟んであったりするのも事件について知ってもらうため老若男女に見てもらうためかなと思います。原題の「華麗なる休暇」は韓国軍の光州戦の作戦名なんだそう。なんて皮肉に満ちたタイトルなんだろう。 |
1.《ネタバレ》 これはもうひとつの「ブラザーフッド」。近くてまだまだ遠かった時代の韓国の悲痛な出来事を描いた力作。一時期に比べ、世間の韓流熱もすっかり落ち着いてきた感があるけれど、これは久しぶりの気骨のある韓国映画。やっぱりこういう近現代史歴史的事件を描かせれば、アジア映画の中でも韓国は強みを発揮すると思います。1980年5月に韓国南部光州で実際に起こった市民と軍部との衝突を克明に描いています。1980年・・・、私はまだ小学生でしたが、当時のニッポンはといえば、毎日表面上は非常に安穏とした時間が流れていたような気がします。例えば蒼井優主演「1980」という映画を観れば、おおよそのこの時代の空気は分かってもらえるはず。今ではすっかり感覚的に近くなったお隣の国で、こんな悲劇が起こっていたとは・・・。しかも多くの事実をマスコミと軍部によって隠蔽されていたなんて・・・。私は自分の無知を恥じました。秀作「殺人の追憶」で若手刑事役を演じていたキム・サンギョンの男泣きっぷりがとにかく堂に入ってます。骨太な上川隆也って感じ。韓国の男優さんって、人目もはばからずオイオイ泣く演技がホント巧いですよね。後半は悲惨な出来事の連続。でも自分は画面から目を背ける事が出来ませんでした。ただ幾つか残念な点もあります。韓国映画のこれは常として、特に後半、もうくどいくらい「死」を強調しすぎるんです。それによって逆に「人間の生命」が軽んじられているような気がしてならないんだよなあ・・・。あとコメディリリーフのつもりらしい、タクシー運転手とその相方?コンビ(←くりいむなんとか上田似)の一連の行動が何となく軽薄そうに見え、自分は嫌な印象を持ちました。映画の出来としては「ブラザーフッド」より数等劣るような気がします。でもこれは観て良かったと思える作品。ラストのストップモーションが・・・哀切極まりない。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-04-13 10:39:13) (良:1票) |