1.監督がいないと銘打たれた作品。
短篇が4つ。
女同士の共同生活のリアルさが見えたり、女の虚無が見えたり。
一つの作品を除いて、他は割とどうでもいいです。
「空 koo-ghe 華」。
この作品だけなら6点つけられる。(しかし他の3作品を考慮して4点に。)
淡々と見つめ続ける男・永瀬、孤独な女・渡辺。
二人の関係性ははっきりしないまま。
喧騒の中、静寂の中、常に近くにいる二人。
そしてその二人の視線がかち合う一瞬。
とにかく永瀬の静かな静かなまなざしが素敵です。
すべての想いをたたえてるかのような瞳です。
一人で静かに観たい映画。
でその後さりげなく良さを伝えたくなるような映画。