1.映像の美しさは、まあそこそこ。
恋愛の映画としては、決してベタに寄り過ぎず、かといって妙ちくりんな設定を設けたりせず、バランスは取れている。
ただ、満足のレベルまではいかなかった。
主演の男はそんなにかっこよくはない。
だけど、そこそこ印象に残る。
主演の女は、それほど美人ではないし、スレンダーではあるが、少しだけ姿勢というか体のラインがよろしくない。
主演二人のレベルと、カリスマ的魅力が十分なら、もう少し感動できたかもしれない。
後半は少し話が分かりづらくなるのがネックだった。
変に話を膨らめ過ぎず、主演二人の男女間における恋愛心理的な動きをもっと丁寧に深く描いた方が良かったかも。
ラストシーンはイマイチかなぁ。
話を締めくくり、余韻を残すという点においては、少し足りない感のあるラストだった。