1.《ネタバレ》 孫悟空といえば、堺正章か志村けん、沙悟浄といえば、岸部シローか仲本工事、猪八戒といえば、西田敏行か高木ブー、三蔵法師といえば、夏目雅子かいかりや長介、おまけで酔っ払いの加藤茶って世代だった自分なんですが、ところがどうして、坂東好太郎の正統派な孫悟空だってなかなかよい。三蔵法師に対して妙に忠実すぎたところが後の堺正章らと違って少し違和感あったところなんだが、よくよく考えてみたなら、忠実であった事はそれはそれで心地よかったのであって何ら問題ない。三蔵法師については、幼少の頃に児童文書でイメージしてた思い通りのひ弱な男の人イメージ像そのまんまであって何か嬉しかった。(後年、なぜだか夏目雅子や深津絵里など女性がやってたことに少し違和感あったので)。猪八戒については、なるほど。この時代からしてユーモラスキャラだったんだな ああ、なるほどと。キャラに関していろいろ楽しめたことに満足しきりとなりました。また、特撮部分に関して言わせてもらえば、時代が時代なだけに単純な特撮技術であったのだろうが、かなり上手く編集されているんでヘタさも見当たらないし全くといっていいほど違和感無い。むしろ今時の凝りに凝った挙げ句のヘタくそなCGなんぞよりは よっぽど見ていて心地よかった。また音楽というか音響だっていい感じであった。総じて、もう半世紀以上前の作品であるにも関らず 十分に楽しめた。残念だった点といえば、この一作品で天竺に辿り着けるところを見れるのかなって思っていたのに、残念ながらそれはあまりに浅墓な考えだったようです。 とてもこの一作品では辿り着けませんでしたね。ちゃんと別に続編となって旅は続いていくようです。まあ、そりゃそうだって思いましたが、ちょっとがっかりいたしましたね なんだかね ^^;