1.《ネタバレ》 う~ん、ちょっとストーリーに難があり過ぎかなと。
まず、オープニングから銃撃戦が繰り広げられている時点で意味が分からないし、それに、目の前でタイミング良く馬から転げ落ちるシーンとか、ダイナマイトが何故か岩の陰に隠れていたりするシーンなんかは百歩譲るとして、下水道みたいな所を板を使って滑っていくシーンはちょっと自分の目を疑ってしまいます(タイトルの「無法辺境地帯」とはこの場所のこと?!?)。
全体を通しても、無声映画かと思うほど会話が出てこないし、夜のシーンの光の当て方なんかも誰が見たってド素人の仕事と言わざるを得ないと思います。
おまけに、馬が駆けるシーンが何度となく出てきましたが、早回しのしすぎでかえって不自然な動きになってしまっていたのも気になりました。
60分弱の短い映画なのだから、お尋ね者のパンドロをサクッとやっつけてスパッとフィニッシュに持っていければ良かったのに、死に方もイマイチだったし、更に残党が他から湧いて出てきてダラダラと話を引き延ばしていたのもダメだったと思います。
主人公として出た(?)ジョン・ウエインも絶対的なヒーローという感じは受けず、やや存在感が乏しかったように感じました。
西部劇の雰囲気だけは感じられたので、大甘の6点。