21.《ネタバレ》 まあこういう役をやらせたら星野源は無双だろうね。 見合いの後で自分の部屋を無茶苦茶に破壊する様子は迫力があって切なくて良かった。 二人の距離を一気に縮めた吉牛の破壊力はやはりすさまじい。日常とか、庶民とか、やはり生きていく上で大切な要素なんだよね。 職場のイケイケの女性がどういう役回りなのか気になってたけど、ぶざまでいいじゃんとか、早退するシーンでエールを送るとか、なかなか憎い役回りだった。 ただ、早退後に走って(文字通り走って!)奈穂子の家に行ったシーンにはちょっとモノ申したい感じ。カエルの鳴きまねの伏線を回収するためだけのシーンのように思えて、別の方法があった気がしてならない。そこが残念。 彼は昇進できたのかな。あれだけ点字が打てるなら、かなり優秀ってことだろうから、大丈夫か。 |
20.《ネタバレ》 恋愛ドラマだと思ったら、ちょっと外れたところもありましたが。全体としてはよかったけど、事故に会ってからの展開がややありがちで残念。とはいえ、主役2人の魅力はよく出ていたと思うし、役所の人たちや近所のおばちゃんといった脇役陣もよい。とりあえず楽しんで見られました。 で、この映画での異分子が奈穂子の父親。この人、娘のことを「障害者」としか見ていません。そこが、障害者である以前に一個の人間(女性)であると認識している健太郎君との大きな違いでしょう。4人の親の中でいちばん過保護なのもこの人ですし。最後、2人はそれなりに交際を続けている様子ですが、奈穂子の父親は登場しない。つまりすっかり蚊帳の外に置かれているわけで、異分子ぶりを象徴的に表した扱いでした。個人的には、この「障害者である以前に人間である」というところの方が、ポイントが高いです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-06-18 14:23:24) |
19.そらあんなに可愛かったら頑張るわな。というか頑張らなあかん。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-06-07 21:32:35) |
18.星野源が「逃げ恥」のような役柄でハマっている映画。 特に凝ったところが無いが、特に前半は観ていて感動的なところが多い。自分にとって掘り出し物と言える。最後はちょっと弱い気がするがそういう作品だろうか。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-12-23 20:53:08) |
17.《ネタバレ》 終盤の赤裸々な(?)シーン、そこに批判的なご意見も多いみたいですね。でも、ワタシ的にはそこにそこの映画のミソがあるんじゃないかと思うのです。 だってそれ以外は、 「無気力なオタクの青年が初めての恋により、自分の内なる壁を乗り越えて成長する」とか、 「お相手は視覚に障害のあるはかなげな美女」とか、 「彼女の父親は金持ちで見栄っ張りで分からず屋」とかとか、 みーんなある意味手垢のついたような設定じゃないですか。 「美男美女でない者たちの不器用な恋愛」は確かに数々の映画でポピュラーなテーマとして取り上げられています。 しかしそれらは、あくまで清純な恋愛の枠を出ていなかったのではないでしょうか。「ピュアでプラトニックで爽やかに」と一本調子で描かれる恋愛です。 そこにはとどまらない「大人の男女なら当然持つであろうパッション」を非モテ系の不器用な恋愛にも大胆に持ち込んだところ。それこそがこの映画がほかの類似映画に埋もれさせない要因なのです。観た人の心にざらついた違和感としてひっかかるのです。 正直、そういうとこまで見たい人がいるのか?という疑念もないわけではありません。実際不快感を表す人もいらっしゃるみたいですし…でも私には少なくとも不快ではなかったなぁ。鑑賞後時間を置くにつれてむしろこのざらつきが心地よくすら感じられてきました。 そういう意味では観る人を選ぶ映画なのかもしれません。でも凡作ではないことは確かです。 というわけで、よかったらお試しあれ… 【ぞふぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-12-15 18:08:25) |
16.《ネタバレ》 何とこれ、ベースは完全に昭和のドラマです。それも「40年代以前」という限定付きです。いつからラブロマンスはイケメンとオモロイヤツだけのものになってしまったんだ。不細工やキモオタの純真の中にこそロマンスがある。そんな作り手の堂々とした制作態度が、脚本のご都合主義やラストのグシャグシャぶりも覆い隠すほどの力強さを見せています。吉野家の涙のシーンは、逆光の使い方や間の取り方も含めて、一般レベルで名シーンだと思う。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-12-02 01:24:46) |
15.《ネタバレ》 箱入り息子の生き方に共感できる私にとって序盤は面白かったけど、後半彼女と相思相愛になってからの展開は全然面白くなかった。特にラストがひどい。なんで2階のベランダから裸で転落するのかわからん。箱入り息子の恋をもっと爽やかに描いて欲しかった。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-11-26 15:22:11) |
14.お見合いシーンは今後の展開に期待を持たせるものだったが、だんだん失速してしまった印象。恋愛は人を変えるし、無様だし、という普遍性を提示して終わってしまった。せっかくの両者のキャラ設定なのでもっと内面に深く切り込んだ形でのヒネリとツッコミが欲しかったな。特に障害者の方がお嬢さん過ぎるので、物足りなかった。過去にいろいろあっただろうし、それを踏まえた内面のドロドロしたものもあるだろうし、そういう所の描写が殆どないし。双方の親のタイプ・対応については面白く描けていたと思う。 |
13.彼女の父親はちょっとどうかなあ。見合いの席であんなこと言うかね。映画の雰囲気は良かったんだけど、だんだん醒めてしまった。なんかもったいない感じ。あと、あれは箱入り息子とは言わないのでは。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-06-26 23:57:10) |
12.古典的な恋愛作品をベースにしたラブストーリー。 主人公とヒロイン演じる役者さんが、普通っぽくて、とてもいい。 特に、盲目役の女の子の演技がよかったです。 何気ない会話の中にも、クスリと笑わせてくれる流れで、思わず二人の恋の行方を応援したくなるのですが、 後半からは冴えない主人公にありがちな定番の展開に、ベタでスポ根風のシーンが多くなってしまったのが残念。 それでも相対的に、丁寧に作られているなといった印象の作品でした。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-07-02 02:14:22) |
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11.現代人には、引きこもりだったり、オタクだったり、自分を見た目で判断されることを気にする人が多くなってきた。そんな人たちも、自分の中身を知ってもらえれば、と思っている人が大勢いるだろう。そんな人たちを代弁する映画で、純愛な感じがとてもよかったが、最後だけ若干やり過ぎかな。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-06-10 13:13:18) |
10.《ネタバレ》 とりあえず主人公がほぼ自分だったので感情移入するのに苦労しなかった。 カエルも飼ってたことあるしね。 あと、うちのおばあちゃんも目が見えなかったんだけど、いろいろなところに遊びに行ったことが思い出されて、懐かしいような切ないような不思議な感覚でした。 登場人物がいい人ばかりで、多少の衝突はあったものの、誰かを思いやる気持ちがさせることだと思えたので、共感出来ました。 特に父親には夜這いに来た男を殺す権利くらいはあると思うので、ラストの展開も許せる範囲だったと思います。 ピンクのデブやヤリマンもいい人で、なんだか爽やかな作品だったような錯覚に陥ります。 序盤から泣けるシーンが多かったけど、悲しい涙じゃなくて、心温まるような涙だったのが良かったです。 油断してると笑いを挟み込んでくる演出も好みです。 泣かされて、笑わされて、泣かされて、最後は笑いながら泣いてました。 久し振りに吉野家の牛丼が食べたくなりましたよ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-02-20 15:43:31) |
9.《ネタバレ》 ジャケット写真のようにさわやか感じは全体の1割ほどで、あとはじめじめした憂鬱な場面が多いです。主人公の行動もいくら「箱入り息子」といってもあれじゃあ35歳社会人として異常です。職場での大声奇声、夜這い等 現実離れしすぎです。 場面、場面が長くてテンポが悪いのも気になりました。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 1点(2014-12-14 15:58:53) |
8.《ネタバレ》 面白かったですね~。主人公の男性は、今の欲も覇気もない現代の若者の典型という感じで、だからこそ時代を切り取っているような感じがして実に共感を覚える。そんな彼が初めて人を好きになって、自分を変えようと努力をしていく。なんだか、同じような境遇の世の男性達を応援しているような、そんな作品に思います。それから、やっぱりシリアスとユーモアのバランスが良いと思うんですね。ご両親の、要所要所の刺さるような言動は凄くシビアなんだけど、その次に今度はユーモラスなシーンを入れてほっこりさせる。デートの時にゲロゲロ~ってカエルの真似してたのが、後半のあのシーンに繋がるところとか、脚本家の巧さにうならされましたね。「そうきたか~」って感じで。夏帆ちゃんも全盲の難しい役を頑張って演じてたし。現代のロミオ&ジュリエット。良作です。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-29 01:52:43) |
7.《ネタバレ》 丁寧で、嫌味のない爽やかな作品だった。 星野源は、メガネのせいもあると思うが、カエルっぽい眼光で気持ちの悪い男を好演していた。 コメディとシリアスのバランスが良くなくて、クライマックスをコメディにして、お茶を濁したような感じになってしまったのは、勿体ない。 特に引っかかったのは、星野源演ずる健太郎のキャラクターがイマイチ掘り下がっていない事。「彼女いない歴35年の優しい男」ってだけで、それ以上の奥行きを感じられなかった。 親との関係性を描くのに時間を費やしすぎていて、健太郎と奈穂子の物語も薄くなっていたようにも見えた。 せっかく恋愛経験ナシの男を主人公にしたんなら、それが故の彼女とのスレ違いなんかを描かないと。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-02-05 00:35:24) |
6.《ネタバレ》 どストライクやった。 健太郎という男が嫌いじゃない。 奈緒子というハンデを背負った娘だって嫌いになれろうはずもない。 よくぞあそこで傘を差し出した よくぞあそこで見合いを許可した よくぞやったケンタロー。 でもMVPは 陰ながらテレビゲームで〝YOU WIN〟した父ちゃんだったのじゃないか( いいや、それって実は 母ちゃんだったじゃないか) (^w^) アハハハハ とにかく胸キュン度が高くどきどきしてしまった これでバッドエンドは絶対見たくないぞと どきまぎしてしまった。 脚本的には三浦大輔監督で峯田和伸出演のボーイズ・オン・ザ・ランにどことなく似ていた。あれを少しお上品にした感じ? いいや、お上品ではないだろ 結果、フリチン大暴走となってしまったオチなんだからさ。 (^w^) (^w^) (^w^) 近所のおばさん竹内郁子さんは意外にもこれが映画初出演でしたか(詳しい確認までは取ってませんが)実に意外。(自然と割り入ってくる不思議な人物) ならば、これからももっと需要が増えてもよい人物となってゆくんじゃないでしょうか 使ったもん勝ちじゃないかと思います。星野源も夏帆も今が旬、早く使ったもん勝ちじゃないかと思います。平泉成・・・ 賞味期限短し、もっとじゃんじゃん今のうちに使ったもん勝ちじゃないのかと思います。 PS.その他特典付きのセルDVD。値崩れ待って その時また手にし、また何度か見直したいと思います。頑張れケンタロー。 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-12-15 13:35:25) |
【黒ネコ】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-12-08 20:57:42) |
4.《ネタバレ》 私位の年になると自分の事より(まだ諦めてはいませんが・・・)、よそ様の色恋が気になり応援したくなるものなんですが、映画とは言えまさに此れがそうで、難癖ある二人の行く末が気になって気になって・・・ 二人の恋愛が本線でありながら、子離れ出来ない親の物語でもあって面白く観れました・・・が、終盤のロミオとジュリエットばりのカエルよじ登り辺りからの失速感が残念でした。 無駄にラブシーンも多かった(最初は良いとしても、ラストはキス位で良かったのでは?)。 終わり方が決まれば、もっと良い映画になったと思う。 それでも先ずは一歩踏み出さないと恋は始まらないよ?って感じで、勇気を貰える映画だと思う(おじさんの私も頑張りますかね・・・)。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-12-07 13:13:07) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 過去に心に傷を負ったオタク青年も、勇気を持って傘を差し出せば…という作品なんだけど、見終わって爽快感がわき出てきませんでした。なぜか考えましたが、①2階ベランダまで腕だけでよじ登り&長時間ぶら下がるのは、相当体を鍛えていないと無理無理無理。②この映画は親の子離れも重要なテーマなんだけと、夏帆の父親が最後に2人の交際を許したのかが分からない。この違和感以外は、二人の真面目なお付き合いに、公園のキッスも夜這いも許しちゃいますよ。牛丼屋の展開はグッと来ました。夏帆の演技に+1点。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-07-22 00:00:33) |
2.《ネタバレ》 家という名の檻。家族という名の鎖。そこら辺は判ります。 愛とはみっともなくたってカッコ悪くたって、自分の心に正直にあること。それも判ります。 どうにもこうにも判らないのは、でもこの映画は結果的に主役の二人を「映画」の枠の中に閉じ込めただけなのでは?という事。 前半は快調です。恋愛に至るまでの二人の描写はヘタなサスペンス映画よりもよっぽどハラハラドキドキを味わえます。 しかし、後半の交通事故から家族の強い反対への流れの明らかにワザとな凡庸っぷり、そしてそこから生まれると予測されるドラマをはぐらかしてゆく感じ、更にその凡庸~はぐらかしのパターンを繰り返す事でテーマを語ろうとするやり方、結局、彼ら自身の殻でも家族の鎖でもない、「映画」こそが最後まで二人を束縛していたのではないでしょうか。 主人公がフレームからいちいちワザと外れる事で「映画」に対する主人公の闘争が垣間見えたりもするのですが、そこまで判っているのならば、なぜそこまで意地悪なのかと。 象徴的に何度も登場するカエル、でも、この映画の目はカエルの目でなくカエルを観察する方の目に思えます。 二人の近付いてゆく、遠ざかってゆく、繋がってゆく感じは丁寧に描かれて面白かったけれど、映画をコントロールしようとする意思が表出する事によって最終的に妙に窮屈な映画に思えてしまいました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-07-15 14:39:48) |