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香も高きケンタッキー

[カオリモタカキケンタッキー]
Kentucky Pride
1925年上映時間:71分
平均点:8.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1926-04- )
ドラマラブストーリーコメディサイレントモノクロ映画スポーツもの動物ものロマンス
新規登録(2014-11-26)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2024-12-14)【にじばぶ】さん
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監督ジョン・フォード
キャストヘンリー・B・ウォルソール(男優)
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2.《ネタバレ》 この作品を見るまでに相当な時間を要した。
かつて新宿TSUTAYAや渋谷TSUTAYAにVHSレンタル在庫が大量にあった頃に借りていれば難なく見る事ができたであろうが、それらのTSUTAYAにVHS在庫なき今、サブスクでこの作品を見ることは出来ない。
便利な時代になったはずなのに、この作品を見るという点においてはむしろ不便になっている。
便利とは何かについて考えさせられる。
便利と引き換えに何か大切なものを失っているのではないかと。

さて本作について。
素直に感動できてほっこりもできる、非常に優れたサイレント映画だ。
母娘の馬同士が馬体を擦り合っているシーンなんか胸が熱くなる。
かつての主人が馬体を撫でてくれた時、赤ちゃんの頃を馬が思い出すという演出も素敵だ。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-12-14 22:23:32)
1.《ネタバレ》 背後から父親(ヘンリー・B・ウォルソール)の目隠しをする娘(ウィンストン・ミラー)。
手と手が触れ合い、静かな沈黙の時間が流れる。
その手の感触で、それが長く別れて暮らしていた娘であることを父は悟る。

別離と再会のドラマ自体もそうだが、触れ合う指先が喚起する情緒という細部の
モチーフからしても、なるほどこれはスピルバーグ『戦火の馬』のルーツだ。

離れ離れとなっていたかつての主人であることに馬(フューチャー)が気づくのも、自分に触れる手の感触によってだ。
前足の蹄を鳴らして何とか気づいてもらおうとする彼女の身振りが何ともいじらしい。

牧場を、競馬場を、自動車で混み合う街路を、疾走する馬の猛々しく美しい躍動感が
望遠や縦移動によって余すところなく捉えられていているのは勿論、
再会した母馬と娘馬が躰を寄せ合って喜び合うショットでは、
その身体表現の素朴な豊かさによって、立派に主役を張っている。

発砲の瞬間、厩舎の影から流れ出る白煙。競馬場の歓声。殴り合いの喧嘩に、乱れ飛ぶ白い皿。
音を意識させる演出やユーモアの数々によって、映画は賑やかで楽しい。

タキシードを着たJ・ファレル・マクドナルドが茶目っ気一杯の仕草で記念写真に収まり、
騎手の息子と恋仲になった娘が仲睦まじくツーショットを決める大団円は幸せ一杯で
屈託が無く、実に気持ちいい。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 9点(2015-06-03 01:10:43)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
9150.00%
1000.00%

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