天使のいる図書館のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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天使のいる図書館

[テンシノイルトショカン]
2017年上映時間:108分
平均点:2.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-02-18)
ドラマファンタジーロマンス
新規登録(2017-10-09)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2018-09-09)【かっぱ堰】さん
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監督ウエダアツシ
キャスト小芝風花(女優)吉井さくら
横浜流星(男優)幸介
森永悠希(男優)
森本レオ(男優)田中草一郎
香川京子(女優)芦高礼子
脚本狗飼恭子
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3.小芝風花目当てで鑑賞したので甘い評価です.
吉井さくら(小芝風花)は,新社会人ですがマイペース過ぎて引いてしまいました・・・
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 4点(2021-12-24 22:42:47)
2.《ネタバレ》 CS放送で鑑賞後、【かっぱ堰】さんのコメントを拝読。成功しておらずむしろ破綻している登場人物の造形、深みのない物語展開、意外性のない映像表現などなど、きわめて的確なご指摘だと感服いたしました。少なくとも、この作品を通して本来伝えたかったであろう「人生における本や図書との出会い」「地域において図書館の持つ役割」などについては、より時間をかけて丁寧に描いてほしかったと思うところです。

あまりのひどさが気になって、この映画の紹介文を見てみると、下記のとおりとなっておりました。
「図書館で働く女性が地元住民たちとの交流を通して成長していく姿を、「魔女の宅急便」「あさが来た」の小芝風花主演で描いたハートフルドラマ。葛城地域の図書館に、大学を卒業したばかりの新人女性司書が赴任してくる。初めての職場や慣れない環境に戸惑うばかりの彼女だったが、ある老婦人の探しものを手伝うために葛城地域を巡るようになり、地域の歴史や文化を再発見していく。さらに、おおらかで純朴な地元の人々との出会いを通して様々なことに気づき、人間的に成長していく」

それを踏まえてあらためて違和感が増幅してきます。
1)「初めての職場や慣れない環境に戸惑うばかりの彼女」とあるが、映画での描き方をみる限り、主人公女性はマイペースを貫いており、とまどっているのはむしろ普通に働き生活をしている図書館職員や住民のほうだと思われる。
2)「ある老婦人の探しものを手伝うために葛城地域を巡るようになり」とあるが、映画での描き方を見る限り、老婦人の探しものを手伝うどころか、本来の要望を知ろうとしないまま勝手な思い込みから邪魔をしているだけであり、主人公自身が劇中終盤になってそのことに対する反省を口にしている。
3)「地域の歴史や文化を再発見していく」とあるが、何をどう再発見しているのかが明らかになっていない。
4)「おおらかで純朴な地元の人々との出会いを通して様々なことに気づき、人間的に成長していく」とあるが、純朴な地元の人々との出会いが描かれておらず、何に気づいたのか、人間的にどう成長したのかが非常に表面的で、映画で描かれている程度のことを「気づき」「成長」と読んでよいのかどうか。

紹介文を書いた人は映画を見ずに書いたのか……と思ってしまうほど、鑑賞後に困ってしまう作品と言わざるを得ません。「地元住民たちとの交流」などといいながらも、主人公の出会う課題や抱える問題意識は狭く、ドメスティックなものとしか思えず、登場人物意外の人物の描き方や設定も薄いものにしか思えません。「しっかりとした群像劇を描けない」という日本映画に多くみられる弱点をあらためて痛感してしまいました。
Let it Snowさん [CS・衛星(邦画)] 1点(2021-06-20 17:26:15)
1.《ネタバレ》 主人公に倣って思ったことをそのまま正直に書く。
◇主人公の人物像が支離滅裂である。奇矯な行動や硬直的な思考は先天的なもののようでもあるが、それなら自宅でも四角四面でなければ変ではないか。外でだけ無理しているというより完全な別人格に見えて著しく不自然である。書籍類を机に叩きつけるとか人を指さすのは本人の地なのか演技なのかわからないが、ものの食い方が汚いのはさすがに許容しかねるものがある。また、幼時の出来事のために神様の類を否定するに至ったことと、現在の変な状態は関係あるのかどうかも不明である。
◇劇中で問題にされていたのは神道の神様だと思うが、題名の天使というのは神道でいうと何に当たるものなのか。あるいは自分が信じたいものは何でも神、と言った時点で神道も何も関係なくなって西洋風イメージの天使でもいいことになったのか。主人公自身が天使だったと思ってもいいのかも知れない(そう思いたかった)が、するとあの羽根は誰が落としたのか。
◇現実になされた結婚を祖母が否定してしまうと孫の存在までが完全否定されるはずだが、それを当の孫はどう思っていたのか。ある程度の年齢になれば、今ある現実に適合するよう自分の生涯イメージを再構築するくらいの賢明さが備わるものではないのか。人は死ぬ間際まで煩悩に苛まれ続けるということを表現したかったのか。
◇観光誘客の意図が前面に出過ぎで、最初からPRしたい場所を回るように物語が組まれているのが気に障る。主人公が夜中に一人で出歩いていたが、奈良県葛城地域というのは治安に問題ない場所なのか。
◇劇中語られていた図書館のあり方についても物申したいことがあるが、専門外のため自粛する(一応、図書館関係の全国団体が協力している)。

ご当地映画としての性質から無理にひん曲げた部分がどれだけあったのかはわからないが、全体として非常に残念な映画だった。ただし現時点でネット上で見た限りではおおむね評判がいいようなので、どうかそっちの方を信用していただきたい。
なお小芝風花さんを見ようとする分にはいい映画と思われるが、自分としては主人公がレファレンスコーナーでにっこりしている宣伝写真そのままの姿を本編でも見たかった。この表情が物語の終着点だろうという気がする。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 2点(2017-10-12 23:53:17)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 2.33点
000.00%
1133.33%
2133.33%
300.00%
4133.33%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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