1.《ネタバレ》 子役から成長してきたダコタと、この後ワンダ・マキシモフ役で一躍スターになるオルセンの貴重な取り合わせ!と興味津々だったのですが、およそこの二人を投入するレベルに達していませんでした。まず主人公自体、終始ウジウジ考え込んでいるだけで、何かを打開する前向きな意思もなければ、周囲に対する配慮や想像力もありません。つまり、人間的な魅力がありません。また脇役にも結構な豪華キャストを投入していながら、まったくの無駄遣いに終わっています。何よりがっかりするのは、最後に「私たち親友よね」の一言ですべてを片づけているその安直さ。いや、親友なんてそんなに簡単に語れるものではないし、この作中程度の経験でそれを言っても、何の説得力もないでしょ。