19.《ネタバレ》 東大生がバイトで入った銭湯の裏の仕事が死体処理場だった。 シリアスなサスペンスでも、ドタバタコメディーでもなく、飄々とした不思議な感じで描かれる。 【飛鳥】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-26 15:18:49) |
18.台詞の生っぽさが面白いというぐらいでカメラワークも構成も平凡ですし内容は青年漫画的なモテない男性の願望充足と自己肯定の物語でしかありません。低予算だからこの程度でいいと満足するのではなく低予算だからこそ小さな世界で収まろうとせずに普通の映画ではできないことをやろうという気概がほしいです。まあ逆にオーソドックスな作りができるということはこの監督は普通の娯楽映画でも活躍していける才能があるということかもしれませんのでそこは一長一短ではありますね。殺し屋と銭湯という組み合わせは鍵泥棒のメソッドからの着想でしょうか。日本のフィクションは安易に殺し屋のような架空の存在に頼るのをやめた方がいいと思います。物語上殺し屋を出す必要なんか全くないのに純粋にラブストーリーやドラマの力だけで勝負できないから余計な要素を突っ込んで間を持たせているだけではないでしょうか。 |
17.銭湯で死体処理の映画ですが、なんかホノボノしていて面白かったです。終わり方も良いです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 10点(2023-06-18 18:08:41) |
16.あまり期待していなかったが意外に面白い。 淡々と繰り返される食卓シーンに込められる意味合いが徐々に変わってきていて、うまいな〜と思った。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 8点(2023-05-14 02:13:52) |
15.《ネタバレ》 妙なリアリティがあった。「人生に何度かあるこの幸せが続けばという瞬間」なんかは完全に共感だ。あと彼女かわいい。この子の恋愛映画観てみたい。東大という背景も上手くミスリードしてると思ったが、もう少し話が盛り上がれば良かった。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-10-15 23:12:04) |
14.《ネタバレ》 ぶっとんだ話だけど引き込まれる。 裏社会に巻き込まれた主人公がビビりながらも溶け込んでいくので 最後まで緊張感があり楽しめた。 こういう映画でありがちなド派手なグロも少なめで好み。 日本映画もまだまだいける。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-06-13 22:24:23) |
13.《ネタバレ》 東大出の若者が風呂屋でバイトしたら、そこが死体処理場だったとゆう設定の青春映画。殺し屋とか死体処理とかゆーたら、ものすごくおドロおドロしいんだけど、この映画はずっと普通。自然。でもそこがメチャ面白い。殺しにいくのに、普通の友達の待ち合わせみたいな感じだし、殺しの話をしてるのに、なんか日常会話テイストで笑ける。淡々としてるのに、観てるこっちのテンションが上がっていく。最後のオチもいい余韻。なんか、その輪に入りたくなりました。 【なにわ君】さん [インターネット(邦画)] 10点(2022-03-30 20:11:51) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 なかなかじゃないですか~、正直最初はどうなるかと思いましたが(笑) 低予算系作品にあるトリッキーさがあまりなくて、結構直球な構成が独特でした。一見だるさがあるキャスティングがじわじわと効いてくるんですよね~ 面白かったです、ありがとうございマシタ 【Kaname】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-09-27 21:51:24) |
11.《ネタバレ》 前評判通り、面白かったです。主人公も金髪の松本も、最初はあまり印象が良くなかったのですが物語が進むにつれてこいつら色々あるけどいい奴だなって思うようになりました。女の子は最初から好印象でしたがなぜ和彦なんかに好意を持ったのか不明でした。まぁそういう事もあるのでしょうね。ストーリー的に「冷たい熱帯魚」のホラー系を想像していたのですがそうはならずにコミカルな部分もあり後味も良いものでした。序盤・中盤がああいう内容だったのでそこからこの結末に持っていくのはすごいなって思いました。忘れてはいけないのが出演者達。やはり皆演技が良いですよね、彼らがいたからこそこの映画が成り立ったんだと思います。松本がうどんをこれまでで一番うまいうどんだったと言うシーン、彼の境遇を考えるとそうなんだろうなって思い、当初暗いと思っていた食卓のシーンの見方が変わり和彦はその点では恵まれているのかもと。最後はほんわか終わりましたが現実的にこのまま幸せな日々を送れるかと言われると、そこはやはりフィクションの世界だと思います。だってあれだけ死人が出ているわけだし。それでもやっと普通の銭湯に戻ったあの場所で彼らが平凡で幸せに過ごして欲しいなと願いたい。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-18 08:47:34) (良:2票) |
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10.《ネタバレ》 アマプラで評価が高いので見てみたら、本当に面白かったです。 お金かけなくても有名な俳優じゃなくても、邦画もやればできるじゃないですか。 主人公を演じた皆川さん、絶妙です。 東大出のプライドはあるけどコミュ障気味なヘタレた感じが上手いです。 自分がかなりヤバイ状況に置かれてるという危機感がないので死亡フラグ立ちまくりなのに、 結構大丈夫だし、最後はまさかの大活躍。 投げやりで適当に生きてた和彦が「人生には、一生これが続けばいいのにと思う瞬間がある。 そのためだけに生きてきたと思える瞬間が。それだけで十分」と思える経験が出来たのは喜ばしい。 その後どうなるかは、また別ですが。 和彦のご両親も良い人たちだし、殺し屋なのに礼儀正しくていい奴の松本も良いキャラでした。 こんなに人が死んで血みどろなのに、鑑賞後の後味が悪くないのも珍しいです。 【nanapino】さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-07-02 01:15:50) (良:2票) |
9.《ネタバレ》 思っていたよりずっと良い映画でした。 そして松本くんを演じていた磯崎義知さん。彼が抜群に良かったので印象に残りました。髪の毛マッキンキンでいかにもまともに仕事とかできなそうな彼ですが、人当たりはとても良くて、言葉は不器用ながらも周りのことをちゃんと考えて気遣いができる、好青年でした。鍋岡くんが殺しの仕事についてどんなに無知でどんなに使えない人だとわかっても彼は常に鍋岡くんを「和彦さん」と呼び敬意を忘れず接していました。最後、撃たれて怪我をした松本くんを必死になって助けたくなるのもわかります。プロフィールを見ると磯崎さんは武道の心得もあるとかで、作中のアクションも素人目からも動きが違うと思いました。いろんな要素が輝いている俳優さんという印象でした。これから注目したい。 舞台は銭湯。通常は普通の銭湯として営業してるそこは、深夜には殺し屋の殺人スペースとして借り出されている、というなんだか面白そうな設定。他だと、中身が設定についてきていない映画とかもあるんですが、これは設定と中身の雰囲気もバッチリ合っていました。松本くんと和彦くんが「黒い仕事」を終えた後に二人で肩を並べて銭湯の湯に浸かってる様はなんだかほっこりします。ロケーション、良いですよね。 そして、和彦くんの最後のナレーションが心に響きました。すごく共感できる、いい言葉でした。自分のための備忘録的に、ここに文面を起こしておきます。 「人生には何度か、一生これが続けばいいのにって思う瞬間がある。何もかもが完璧で、幸福で、この瞬間のために俺は生きてきたんだ。そう思える瞬間が、本当に何度か。そして僕たちはまさしく、その瞬間のためだけに生きてるんだと思う。その、何度か訪れる瞬間のためだけに。それで充分。うん、それで充分だと思う。」 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-06-25 22:07:12) (良:2票) |
8.観てビックリの作品。面白いです! シナリオが浅いところから段々深く重くなっていく感じかな。人殺しとか人の命がどんなものか解ってるの?て途中まで呆れながら観てたけど、殺し屋の彼や彼女さん、最後は主人公の彼もいい感じで何故だかほっこりした感じでエンディングとなりました。知らない俳優ばかりだけど、特にこの3人は上手い、引き込まれる。オススメです! 【SUPISUTA】さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-05-28 16:04:11) |
7.最悪な導入と最高なラスト、こういう設定にこういうストーリーを絡めるんだ、っていう驚き。 銭湯と闇社会の交わりってのも、確かに死体の処理には向いてるな、なんて妙に納得したりして。 低予算映画なので、知っている役者は誰も出ていないけど、登場人望みんなが魅力的な、文句なしに楽しい映画でした。 【poppo】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-16 19:06:14) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 古谷実の漫画のよう(主人公に望むべくもない恋人ができるところとかも)。とにかく不穏で良くないことしか起きない予感。どんな陰鬱な結末が待ち受けているんだ、と後ろ暗い期待をしながら見ていました。しかし。確かにオレにもそんなふうに思えた瞬間がたくさんじゃなかったけどあったよという幸せな場面で、この映画は終わる。余りにも直接的に語られるそのメッセージは、ヤボったいなと思いつつ。心から誰かと信頼し合えるってどういうことって映画、だったのかもしれない。酔っ払って笑うマツモトは、もはやこの世のものとは思えない。天使のようだ、殺し屋なのに。これは、いいよ。2018年にこれ観ないで、なに観てたんだろうと思うぐらいでした。【追記】ああ、2018年は「カメラを止めるな」の年じゃないですか。あれに隠れて、こんないい、また低予算な映画があったなんて。 【なたね】さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-04-27 17:25:54) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 AmazonPrimeで見ました。 調べると製作費300万だそうで。 それもあって初めてみる俳優さんばかりでしたが これが実に面白い。 脚本的には、あれなんで?みたいな展開はあったりしますし 殺人がテーマな割に 実に気持ちよく見終えたのは 展開もありますが 主人公とその家族や周りのキャラクタによるものが大きいです。 特に松本君。ずっと礼儀正しいのが非常に好感を持ちました。 それでいてアクションがしっかり動けているあたり 良い役者さんですねぇ。 東大出身のフリは何に生きるんだろうって思いましたが 主人公の生真面目さだったり 彼が銭湯に努める事によるミスリードの役割があったのですね。 あと緊迫感があるはずなのに そうでもないシーンのなんとも言えないギャップがまた良かったりしました。 いいもの見れたってことで8点で 【シネマレビュー管理人】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-04-23 01:31:39) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 飽きずに最後まで楽しめたし、彼女役の女のコは可愛かったけど、内容に関してリアリティがなさ過ぎた。 しかし、好きなのにあんな可愛いコと別れたら、そら泣くわな。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-09-24 00:51:33) |
3.《ネタバレ》 ストーリーがあり得ないほどぶっ飛んではいますが、ギリギリ破綻していないと言うか、、まさに新人監督ならではの怖いもの知らずな脚本ですよね。私は好きです。 ありふれた日常と非日常の境界線の曖昧さ、そして、近所の「銭湯」でそれが交差するという滑稽さ。果たして、鍋岡に待ち構えるのは天国か地獄か? ハラハラドキドキする展開の先に待つ何という幸せな結末、、と大げさに言っても、せいぜい等身大の幸せなのが多くの共感を呼びます。 ちなみに、鍋岡にやたら急接近してきて銭湯で働くよう勧めたのは彼女でしたね。ふふふ、わかってるぜ、実は彼女こそ (悪の) 黒幕なんだろう? と私は確信していたのですが、それは考えすぎでした。たぶん、私は何かしら映画の観すぎです (笑) でも、たった一人でもそう考える人がいたってことは、彼女の存在そのものがミスリードとして充分機能しているようには思えました、はい。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-09-23 23:19:29) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 すごく面白かったです。 銭湯が実は殺し&始末の場であるというおぞましい入り口から、見終わってまさかこんなにもほっこりした気持ちにさせられるなんて。 そしてまた、緊張感あるシーンもありながら笑いもあって、吹き出しちゃうシーンが度々あるんですよね。 出てる人たちは誰一人知らない役者さんなんですけど、鑑賞し終わると主人公も彼女も松本もほんわかした家族も みんな自分の友人かのように親しみが湧いてきました。 瞬間の幸せのために全てがある、それでいいんだみたいな締めも良かった。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-05-18 15:11:46) (良:2票) |
1.全然知らない俳優さんばかりだったけど、観た後すぐにググってしまうほど皆印象深くて好きになってしまう映画だった。 特にココリコ田中似の主人公がとても良かった。 この冴えない青年である主人公が日常に潜む非日常に遭遇してしまったことから展開していく巻き込まれ型サスペンスストーリーなのだが、単なる怖い話かと思いきやとことんシュールなコメディであり、ラブストーリーであり、家族のドラマであり、なんとも形容し難い予測不能な物語でグイグイ引き込まれてしまった。 とにかく理由は謎のまま次々に死体が運び込まれる銭湯を舞台にした物語で、細かい所をツッコミ出すと一気に作り物の世界になるが、もしかしたらこんな世界あるのかも?とちょっと信じてしまうような力業の世界観で私はとても好き。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 9点(2019-10-21 22:38:53) (良:1票) |