太陽の下で ー真実の北朝鮮ーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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太陽の下で ー真実の北朝鮮ー

[タイヨウノシタデシンジツノキタチョウセン]
Under the Sun
(В лучах Солнца)
2015年チェコラトビア北朝鮮上映時間:110分
平均点:7.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドキュメンタリー
新規登録(2021-02-07)【なたね】さん
タイトル情報更新(2023-05-22)【にじばぶ】さん
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2.《ネタバレ》 タイトルに偽りあり。
太陽なんか出てこないし、空気は霞んでいて汚いし昼間から薄暗い。
そして真実の部分はほとんどなく、大部分は演出されたもの(ところどころに真実は見え隠れはするが)。

それじゃあ、この人たちが日本人より不幸なのかと言えば、必ずしもそうとは言い切れない気がする。
資本主義社会における競争では必ず敗者がいて貧富の格差もあるが、北朝鮮にはそれがない。
ラストで泣いてる少女は確かに可哀想だけど、資本主義の競争社会にだって負け組がいる。
北朝鮮をおかしなもの、間違ったものと決めつけるのは簡単だが、それはアメリカ的自由主義に毒された者たちの勝手な価値観じゃなかろうか。

とまあ、国家思想的なことはさて置き、このドキュメンタリー、市井の人々の暮らしぶりが見えてこず、いまいち面白味には欠ける。
それと同時に北朝鮮という国は世界一異質な国で、実に興味深い国であることを再認識できた。
そういう意味では見た価値はあったように思う。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-19 21:30:10)
1.《ネタバレ》 問題作。何点つけたらいいのか、皆目見当がつかない。■北朝鮮当局の監視下の中、彼の国の暮らしを紹介する映画として、ロシアの制作スタッフからの委託を受けた北朝鮮人スタッフにより撮影されたものというこじれた体(てい)で映画は進行する。しかも、そこに「普通の暮らしぶり」をスタッフにより演出(やらせ) するシーンも映像も時折挟み込まれるのだ。つまり、①演出され撮影された本編シーン、②その演出指導のシーンに加え、③おそらくホントに生活が記録されたシーンが渾然一体となっている映画なのだ。つまり、虚実入り交じった映像。だから常に、アレ今のシーン何?と、何がホントかわからないような状態で視聴していくのだ。私、これをきちんと視聴できたのだろうか?■ただ、街のたたずまいは真実なのだと思う(ホントか?)。音の割れたスピーカーに怒鳴られ続けるような日常。街の要所要所には、金日成(初代)のいろいろな巨大な肖像。商業主義的広告は一切ない(当たり前?)、それどころか文字らしきもののない通り。■怖い、気の毒なシーンが多いが、太陽節の子供たちの出し物のクオリティの高さ。アレ見たら、結構楽しそうだなあ。若い人たちの広場でのダンスも参加したら、きっと楽しいよ。ときおり、なんだか幸せそうなんだよ。■なんてことを考えていたら、最後の10分。ラスト近くの主人公的な少女の涙。好きなことやうれしいことはわからなくって答えられないんだけど、金日成大元帥をたたえることにはスラスラと躊躇がないシーン。巨大な金日成と金正日の像に手向けられた花束を、金属探知機で探ってからどんどん廃棄するシーン。何かが、ムキ出しなった瞬間。■良くこんな映画が公開までたどり着いたもんだと感心しましたよ。
なたねさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-02-08 16:21:28)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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6150.00%
700.00%
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