49.《ネタバレ》 原作漫画は当時リアタイで読んでました。読んだのは当時のその時だけ。なので最終的にどう終わったかまではハッキリと覚えていなかったです。ただなんとなく全国大会のトーナメント中のとある試合で全力出し切って、次の試合でボロ負けをした、というのは覚えてはいたんですが、それが漫画原作の方だったのか、アニメ版の方だったのか記憶が曖昧になってしまっていました。で、劇場版を観る前にテレビ版をアマプラで見返してみました。すると!アニメ版はその全国大会に行く前で終わっていたことに気付きました。なのでこのファーストはテレビアニメの続きであり、原作漫画の最後の試合が描かれるていうことなんだとわかりました。 と、ここまでが本編を観る前の下準備。得てきた情報も予告編のみ。さあいざ出陣! ん?おや?あれ?始まってしばらくしてこの映画ってひょっとして主人公はリョータ?そうなの?て困惑。でもまあこういったアプローチの仕方も別に否定はしない。新しいものを見せてくれなら。でもね、やっぱり自分の中にある「スラムダンク」て花道なわけで、青春スポーツコメディなんですよ。新しいものへの期待はそりゃああったけど、父が死んで次に兄が死んでって、昭和のお涙頂戴かよ!てなってしまって、自分が好きな「スラムダンク」とはなんか違う場所にある要素がいきなりなだれ込んで来ちゃったからもう大困惑ですわ。まあでもこの映画って脚本も監督も原作者である井上雄彦さんがやられているから、こんな「スラムダンク」も描きたかったってことなんですね。原作漫画やアニメのあの感じのままやっても意味ないと、そういうことなのかな。 これを投稿する前に他の方のレビューには目を通していないので皆さんにどう評価されているかは分からないけれど、勝手に想像すると半々か、賛成・肯定派の方が7割くらい多いかな。わからんけど。では自分はどうだったのか?見終わってみて思ったのは確かに昭和のお涙頂戴ではあったかもしれないけれど、それでも原作者の井上先生が描きたかった、見せたかった新しい「スラムダンク」はたしかにそこにあったし、主人公であるリョータも今まで見てきたリョータと何ら変わらず、さらに奥深さが増した。結果これはこれでアリてなりました。ただ100%の完全肯定ではないですが。 アニメ版を見終わってからそんなに間を開けずに鑑賞したから、どうしても声優の違いには違和感を感じずにはいられませんでしたね。これは仕方ないです。それと花道のあの独特のおバカなノリを、超キレイなアニメで見せられちゃうのも変な感じではありました。 とにかくあっちこっち、モブまでもずっと動いているからすっげえアニメだな~て感心しまくり。こういうのこそまさに映画!て思えますね。 メインとなる山王戦。前半はそうでもなかったけれど後半に入ってからの山王の圧倒的な強さが目立ち出し、湘北大ピンチ!な展開はやっぱり引き込まれちゃいますよね。結果は知っていても湘北頑張れ!て自然と応援しちゃってました。やっぱピンチからの追い上げは胸熱です! 全編CGで声優も変わっててシリアスな部分もあったけど、それでもなんだかんだで「スラムダンク」の正式な完結(たぶんw)をこうやって観れたことには素直に感謝しかないですし、主人公を変えちゃうという斬新さもスピンオフとして捉えれば別に問題はない。あと対戦相手の山王の沢北が神社でのお願い事に対して「敗北」がそれだったことのあの演出はこの映画の中で1番好きなシーンでした。てへ。 蛇足:花道の悪友たちが応援席でペットボトルをドンドン叩くアレ。アレって原作でも山王戦の時はやってなかったのか?アレ好きなんですよね。それだけw |
48.回想シーンに次第に鬱陶しさを感じてきますが2時間でまとめるにはこんな所でしょうか? コレはコレで良かったです。 【ProPace】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-17 21:54:13) |
47.《ネタバレ》 公開当時劇場で見ることができなかったため、今夏の再上映にてIMAXレーザーで鑑賞。事前の評判通り、大変素晴らしい作品だった。湘北メンバーが歩き出すあのオープニングから心を鷲掴みにされてしまった。ネット配信も始まっている作品だが、大音響の映画館で本作を体感できて本当に良かったと思えた。大画面と大音響で描かれる各選手のプレイの躍動感と緊張感は、配信では再現できないものだ。 原作の大まかな展開は知っていたが、ほぼ未読に近い状態、かつバスケのルールも特に知らない人間ではあったが、それでも本作を大いに楽しむことができた。原作の画風を維持しながら、それぞれのプレイをいかに魅せるか、非情に緻密な計算がなされた作画と演出だったのではないだろうか。原作最終盤の山王戦を描きながら、併せて各登場人物の来歴を描く構成は、私のような原作を大して知らない人間には登場人物をよく理解できるという意味で、ありがたい構成だった。過去と現在が交錯することでのテンポの悪さは、私にはあまり感じられなかった。逆に原作をよく知っている人のほうが、テンポが悪いと感じるのかもしれない。 また、原作者井上雄彦本人が監督をしているせいか、本人独特の画風と作風が映画にもダイレクトに反映されていて、人によってはそれを敬遠する人もいるかもしれない。こと一部人物のややトリッキーな心理描写は、原作者の別作品であるバガボンド(しかも後期)そっくりだった。既存の映画ではあまり見られない、井上漫画の癖、独特さのようなものを、好意的に受け取ることができるかどうかは観客次第だろう。 忘れてはならないのは本作の音楽面だ。本作は音楽の力が凄まじい。本作ではロック調のBGMに音楽面を刷新。人物の躍動、試合の展開に合わせて、実にタイミングよくロック調のサウンドが鳴り、映画を盛り上げている。なにより特筆すべきなのは、あの衝撃的なオープニングだろう。鉛筆書きで描かれていく湘北メンバーに合わせて、The BirthdayのLOVE ROCKETSが鳴り響くオープニングに心奪われた方は多いのではないだろうか。楽曲の荒々しさと湘北のガラの悪さが最高にマッチしていた場面だったと思う。あの掴みを描けただけで、映画としての完成度は約束されたようなものだ。音楽を担当した武部聡志、10-FEET、The Birthdayは間違いなく本作の功労者だ。2023年にThe Birthdayボーカルのチバユウスケは惜しくも亡くなるが、亡くなる間際にとんでもない作品を我々に残してくれたのだと改めて思う。 【nakashi】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-08-15 21:19:48) |
46.《ネタバレ》 スラムダンクの漫画原作につては、子供の頃に少しだけ齧った程度です、スラムダンクの影響でバスケ部が大人気でしたね。 試合の見せ方や、展開自体は面白かったと思います。ただ、過去の回想が逐一入ってくるのが正直馴染めませんでした。バスケで盛り上がっても、また回想かぁ…という流れの連続で。勿体無いなぁと。個人的には3Pをバンバン決める三井がカッコよかったですね。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-06-24 22:05:09) |
45.一応,スラムダンク世代なのだが漫画も読んでなかったし,アニメも見ていません. 序盤は,だらだらとつまらないと思いましたが,後半に入ると一気に盛り上がる.非常に緩急が効いた演出が良かったと思います. 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-06-23 22:48:29) |
44.リョータの物語は想像以上に良かった。兄貴の存在感はしっかり効いていた。映像も声も何一つ違和感なく、素晴らしかったと思います。しかし、私も原作が好きなので「観たいのはこれじゃなかった」という気持ちも強いです。山王戦の熱をもっと感じたかった。でも良かったから点数迷いました。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-19 23:30:58) |
43.素晴らしい。リョータが最後までブレずに主人公で。余計な恋感情とかギャグとか入れずにさ、ずっと青春一直線。 いさぎよく男くさくて、家族愛があって、男の子目線だよ。背伸びすることもなく、説教くさくもなく、真っ直ぐな映画。 ホント良い出来。嬉しいとか勇気づけられたとか、そんな薄いのじゃなくて、心の底から湧き上がってくる感動があってね。もうね、こんな気持ちにさせてもらえて嬉しいんです。 『心臓バクバク、だからめいっぱい平気なフリをする!』あー気持ちいい。 【Keytus】さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-06-11 00:33:59) (良:1票) |
42.ファンの間では 賛否両論ですかね.. あまりにも マンガとは 違う演出で、特に 最大の見せ場の 山王戦が 思ってた以上に 淡々と あっさりめに進むので ぜんぜん盛り上がらない.. 作画の方は 問題なく受け入れることができました.. 山王戦は もっと劇画っぽく 熱く! 描いてほしかった.. 演出の力不足が 否めないかも... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-05-12 18:12:28) |
41.原作ファンの気持ちに最大限応えつつ、初見の人にも面白い。漫画の映画化は鬼門だと思っていましたが、なんのことはない、原作者が作ればよかったのですねと思わせる一作(簡単にいうな)。◾️ぜひ小林まこと先生に、映画「1・2の三四郎」を撮影していだきたい。観たい。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2024-03-22 20:14:01) |
40.《ネタバレ》 え?ラスト・・ 流川じゃないんだ!? 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-02-29 22:29:14) |
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39.スラムダンクは漫画派なのですが、絵柄がずっと井上雄彦なの。CGぽさは多少感じる時もあるけどとにかく絵が本物。まず初見でそこに感動。しかも、ずっと。あのアニメのべたっとした塗り方じゃないのも、映画館で繊細な色彩の映像を見るのが初体験なせいでめちゃくちゃ衝撃だった。昔の手書きアニメのCMを彷彿とさせるような、あぁ井上雄彦監督なんだなっていう、本来の意味でのアニメーションを感じる演出もあり、粋です。デカい画面で見られて幸せです。音楽もエモーショナルで良かった。 【えりまきとかげ】さん [映画館(邦画)] 10点(2023-09-27 10:26:59) |
38.《ネタバレ》 割と物事を斜めに見る兄が、悪くなかったと思うよという感想で 見に行こうと決めた作品。 それまでは観るのが怖かった。 なぜなら、スラムダンクは私の青春だから。 最高の作品すぎて、映画で落胆したくなかった。 あの漫画を超えろとは言わない。せめてがっかりさせないで。。 自分から来たくせに、こわごわと見始めた。 とても良かった。 山王戦なんて、次に何が起こるか全てわかっているのに、 それでも、ドキドキが止まらなかった。 擦り切れるほど、めくった単行本の中身が、 本当に目の前に現れた。 誰に次のパスを出すのかすら覚えている試合展開。 心振るわせる、セリフたち。 それが映画で見れる幸せなのか、 多感な学生時代に戻った反動なのか、 わからないけど、涙が止まらない。 こんなに漫画で泣いてないのに、 なぜか映画は涙がでた。 ありがとう。井上先生、名作の漫画をつくってくれて。 そして、新しいスラムダンクを見せてくれて。 偉大なクリエーターたちに、もう感謝しかないです。 【うらわっこ】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-07-30 17:21:14) |
37.漫画既読。やはり日本のアニメは素晴らしい。 きめ細かい心情とか、繊細で綺麗な映像は ディズニーアニメでは出来ないですね。 お寺とか、公園、団地、畳のある家、部活で鍛えられるところ、 学園生活。 アジアで人気あるのは分かる。 【SHOGO】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-07-28 03:29:34) |
36.《ネタバレ》 原作のあの試合を全く違った切り口で描く発想と構成力が凄い、井上雄彦はまだまだ枯れてない、そう思わせてくれた。この勢いでバガボンドとリアルの続刊も書き上げてほしい(懇願) 【勾玉】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-07-24 10:02:05) |
35.《ネタバレ》 劇場で鑑賞。湘北と山王登場シーンの演出はかっこよかった。がそれがピークだった。 序盤は、湿っぽい展開と、自律神経が乱れるピアノの音。劇場で見ていて、本当に不愉快だった。 原作で好きなシーンがなかったりと、冷めた目、見下した目で見ていたと思う。 これが脚本と監督を原作者の井上雄彦がやってるのだから、がっかりした。 スラムダンクも作品から商品に変わったなと・・・ これからスラムダンクの話題をすると映画の話?原作のこと?と確認しないといけない。 ネットフリックスで配信が始まったので、もう一度見た。 序盤の感想は同じだが、まぁこれはこれで許せるか・・・と思えるようになっていた。 どうしても原作との比較になってしまうが、 ラストのシュートシーンの鬼気迫る様子は、原作漫画の方が遥かに上。。。 【へまち】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-07-16 17:11:31) |
34.《ネタバレ》 バスケをやっている沖縄の姪たちが「絶対に映画館で見て!」とずっと言っていた『THE FIRST SLAM DUNK』。 連載&単行本でストーリーも登場人物も名台詞もある程度わかっているものの、大ファンというわけではない。 公開からすでに6ヶ月経っていたが、近所でレイトショーをやっていたので、平日フラッと行って鑑賞。 まず、オープニングがカッコイイのなんの。 ペン書きで5人が描かれ(ゴリが真ん中なのがポイント!)、まるで命が吹き込まれたかのように5人に色がつく。 いやぁ、30年の時を超えマンガがそのまま動き出した!という高揚感。 ココだけでも姪の言う通り映画館で見た甲斐がある。 そして、映画の主役が宮城リョータでビックリ! 彼が沖縄出身設定になっており、生い立ちが差し込まれ、沖縄の風景を含めて楽しめた。 リョータのコメディ要素が薄いのがちょっと残念だけど、マンガのときからリョータ好きの私としては大満足。 CGアニメーションのクオリティの高さのおかげで、ヤマオウ戦も結末がわかっているのにえらくドキドキできた。 気がつけば自分で驚くほど泣いていた。。。 【groundhog】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-05-30 10:19:49) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 SLAM DUNKを知っていても、いなくても、バスケットボールというスポーツの魅力が2時間強に詰め込まれていて楽しめる作品です。 宮城リョ-タを主人公にすることで、原作の主人公である桜木花道の強烈な存在感を薄め、「バスケットボールの映画」であることを強調したことが、外国を含め幅広く受け入れられた要因ではないかと思います。といいながらも、数々名言の数々はしっかり残っていて、原作好きとしては嬉しい限りでした。 【TM】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-05-04 19:28:10) |
32.《ネタバレ》 高評価の嵐にハードルが上がりきっていたが、そのハードルを軽々飛び越えていくほど面白かった。試合の流れや結末は知っているけど、盛り上げる演出が上手いしカッコよくてめちゃめちゃ興奮してしまった。音楽の使い方もめちゃ上手い。試合終盤のあの演出は素晴らしい。 惜しむらくは試合が盛り上げるけどリョータの過去話が挿入されることでその度クールダウンしてしまうことか。でも試合の流れと過去話をシンクロさせる見せ方をしないとまとまりがなくなるもんね。 久々に原作漫画を読み返したくなった。 【eureka】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-05-01 22:00:47) |
31.《ネタバレ》 原作を全く読んでいなかったが、この機会に読破。 井上雄彦の画力はバガボンドでよく知っていたが、前作品であるスラムダンクは1巻を見れば全くといっていいほど別人のよう。しかし作品を重ねるに従い、私がよく知っているあの画風になっていく様子は、主人公の成長とも相まって非常に面白かった。 (まぁ、北斗の拳とか、こち亀とか、たいてい1巻の絵は面白いんだけど・・・) 漫画の話はさておき、この作品は映画館で見て良かった。バスケットボールの弾む音や、バッシュのゴムのきしみ、そして、長い静寂など、映画館でなければ味わいにくい迫力と臨場感がある。 井上雄彦のそもそもリアルな画で脳内に出来上がっていたものが、生命を得て動き出したかのような感銘を受けた。これぞアニメーション。 鉛筆画が動き出すオープニングは、単にかっこ良いだけでなく、セル画のアニメを経てCG等の技術の進歩を暗示しているようにも思えた。 【チェブ大王】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-04-30 03:01:34) |
30.《ネタバレ》 自分は、スラムダンクを原作からリアルタイムで読んでいたし、単行本も揃えましたが、それほど熱狂的なファンではありません。 そんな自分の感想ですが、 リョータをメインに据える事自体は良いと思うし、どんなエピソードでも井上先生が制作に関わっている以上、あれが正統なスラムダンクなんだとは思う。 が、はっきりってあのエピソードは本編への繋がりもあまり感じられず、かなり異物感が感じられ、あの部分はマイナス評価となってしまいました。まあ、自分の読みが浅かった部分もあるかもしれませんが。 一方、山王戦は素晴らしかった。 今までのアニメとは異なり、実際の試合を見ているかの様な演出もとても斬新。 そして山王メンバーの描き方も原作に非常に忠実かつ、強者感もしっかりと感じられた。特に沢北、河田の描き方はお見事。 原作で感じた恐ろしさ・絶望感も感じる事が出来た。 実質山王戦のパートは約一時間位かと思いますが、原作ではあれだけ長かった話を非常に上手く纏めたなと感心。 全く不足感は感じられなかった。 強いて言えば後半ラスト近くの三井の3Pシュートのシーンはもっとしっかり描いて欲しかったが、それ以外は100点満点の出来と言っても過言ではでしょう。 頻繁に挿入される回想シーン、初めはバランスが悪いと思いましたが、試合のシーンが非常に淡々と進行するので、全体のバランスを考えるといい演出だったと、鑑賞後に感じました。 本作品の2大要素、リョータのエピソードと山王戦。 片方に非常に不満が残ったため、手放しで大絶賛は出来ませんが、それを含めても80点以上の評価を付けざるを得ない位、素晴らしい作品を作ってくれたと思います。 【夜光華】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-04-22 09:18:13) |