3.《ネタバレ》 心霊→怪人?→サイコパス。
予想に反して二転三転していく状況と容疑者が大変面白かった。
最初のうちは殺人鬼に殺された少女の霊が起こしている心霊現象だと本気で信じでしまったなぁ・・・。
よくあるケースと言われればそうかもしれませんが、油断していたのでまんまと騙されてしまいました。
これは予告が流れることが少ないマイナー映画の長所かもしれません。
予備知識や先入観がないまま視聴するので、やっぱ騙されやすい気がします。でもこの騙されちゃう感じ、とても楽しい。
最初は隣人を怪しむんだけど、当然こいつはシロ。もちろん、なにか重大な秘密は知っていそうですけどね。
シロなのはわかっているんですけど、こいつんちに忍び込むシークエンスが、劇中一番緊張します。これはもう脚本というか演出がうまいのでしょう。
で、やっぱり真犯人は別にいるわけです。ちなみに心霊現象の犯人もこいつ。壁の中の怪人ユージーン。ま、実際は変人ではあっても怪人ではなかったわけですが。
ユージーンの存在に、主人公と警官が別々の場所で同時に気づきます。
とまあ、ここまででも全然面白いんですが、過去に少女リジーを惨殺したのは、ユージーンではなかったんですね~。まさかまさかのお前かよ!
後半はホラーよりもサスペンスよりも、コメディで笑える演出が多く、それがすごく楽しかった。
ホラー系に多い、突然大きな音で驚かせるような、低俗で勘違いな演出もほとんどないし。
これはもう掘り出し物認定。
最後、ユージーンを家族の一員として受け入れたことがわかるひとコマがすごい好き。