1.《ネタバレ》 序盤は何かが起こりそうな不安感と緊張感があるものの、退屈な感じは否めません。
中盤、子供がいなくなり、仲介業者のサイトがなくなっているあたりから、ちょっと面白くなってきます。
が、妻がやたらと旦那を責めまくるので、そこがちょっと気に障ります。
旦那はジョン・キューザックの一味に一方的にからまれただけの被害者なのに、旦那の話を聞こうともせず、一方的に旦那を悪いと決めつけてしまう妻。いやいや。ちょっと胸糞悪いかな・・。
更には、妻のためを思えばこそ、キャンセルされる前に追加料金を支払ったのに、それをまた妻から一方的に責められちゃう。
こんなヒステリックなヒロインは嫌だな~。
もうちょっと共感できるような、仲睦まじい夫婦のほうが良かったんじゃないだろうか。
ジョン・キューザックはなかなかの悪役ぶり。もう一人の黒幕おばさんを問い詰めて射殺するときの迫力はさすが。
警官もグルかと思っていたのですが、それは違いましたね~。
雰囲気づくりはけっこうイケてるんですが、ミステリーは弱めかもしれません。種明かしがけっこうしょーもない。
ただのサギ。ただの人身売買。いや、人身売買ですらないな。
結末まで見たときの満足感は正直いまひとつだったのですが、そのプロセスは楽しめる映画だと思います。