1.《ネタバレ》 ゴダールの遺作。
見に来ていた一人客の中に、とんでもなく綺麗な女性がいた。
ゴダールの遺作には綺麗な女性がよく似合う。
20分の短編ではあるが、本作でも戦争に対する強い執着を感じた。
映画というより静止画の連続で構成されており、紙芝居のような展開をみせる。
ゴダールにしか作れない世界観で実に斬新、実に訳がわからない。
この斬新さ、訳のわからなさこそがゴダールだ。
他の人には決して作ることのできない映画世界。
それはもはや面白いとかつらまないとかの価値観から逸脱している。
最後の最後でゴダールは強烈な作品をのこした。