1.《ネタバレ》 スペイン語はよく分かりませんがタイトルは「彼女はいつもシグアパ」という意味なのでしょうか?「シグアパ」というのはドミニカの民話に登場する生き物?のようですが、本邦で言うならば差し詰め妖怪的なものなのでしょうね。足が後ろ向きで後ろ向き歩行をするのが特徴?なかなかの恐さがあります。
細かな設定は示されていませんが、主人公のミラグロはどうやら里親に育てられた少女のようで、自らの出自に疑問を感じながら生きているようですね。それを調べて行くうちにどうにもならない気持ちを抱えるようになった。恋人のデイビスも信用できない。デイビスはそんな彼女を慰めようとキャンプに連れて来るのですが、職場の女性上司とラインしたり、道に迷った女性ハイカーを道案内したりする彼の姿に強烈な悪意を感じ本性に目覚めてしまうという流れ。実はその森こそが彼女の本来居るべき場所だったというオチですね。
短いながらも恐さがひしひしと迫って来る作品。ミラグロの雄叫び、否、女性だから雌叫び?が強烈な印象です。後ろ向き歩行も恐い恐い。見応えありました。