12.《ネタバレ》 技術はあるのに勇気が持てないサッカー少年が、第三者からキーアイテムをもらって活躍し始めるっていう、よくあるサクセス・ストーリー。そのよくあるサクセス・ストーリーが好きです。 むしろ、ちょっと予想と反したのは、サッカー以外の人間ドラマが結構多いこと。校長とスポンサーの確執に始まり、監督ウィラルの過去、転校生との恋、いじめっこ達とのからみ、極めつけはお母さんの元カレ、今カレのエピソード。あんまりいろいろつめこんじゃったので、少々散漫に感じる部分もあったりなかったり。 それでもサッカードラマは面白し、主人公をいじめるゴードンとその父親が気持ち良いくらいのクソ野郎で、映画に起伏を持たせてくれるので、見ごたえ十分、爽快感ばっちりの快作には仕上がっていると思います。 ただやっぱりねー、スポーツドラマにスポーツ以外の要素をがんがん入れちゃうのって個人的にあまり好きじゃないです。前半のいじめはしつこいし、母親と新しい恋人とのエピソードは全編に渡って要らなかったのではないかと思います。 それに、いろいろ盛り込んじゃったから、細かい謎がいっぱい残ったままになっている気がしますよ。 本筋のストーリーはきれいに丸く収まりますし、みんなハッピーみたいなエンディングを迎えるので、細かいことを気にしない人には全然オススメできる作品です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-14 02:55:53) |
11.《ネタバレ》 もう、最後に主人公の少年がマン・Uのスカウトに言ったセリフが最高でしたね。 なんか、このセリフを言うために全てのストーリーがあると言っても過言ではないと思います。 しかし、ここまでシティ寄りだとマン・Uサポから文句来たりしないんですかね・・・。 何しろ、登場するマン・Uサポが金持ちのいけすかない奴ですからね。 ストーリーはちょっと出来すぎ感もありますが、とても爽快な気分にさせてくれる作品でした。 【TM】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-05-22 17:49:42) |
10.「ドラえもん」の後日談という感じ。主人公=のび太、拳闘家の少女=しずかちゃん、老婆=ドラえもん、ゴードン=ジャイアンと当てはめれば合点がいく。差し詰めロバート・カーライルは落ちぶれた出来杉君というところか。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-04 11:47:25) |
9.「もっといいオファーがある」は、映画史上に残る痛快なシーンじゃないですかねえ。マンチェスター・ユナイテッドのファン除いてですけど。主人公の背景にあるのが、普通に困難だらけの日常ってのがイギリス映画らしくていい。 【太助】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-11 00:03:42) |
8.《ネタバレ》 ものすごくエキサイティングな試合を見た後のように気分爽快になれる映画。頭の中をずっと♪We keep get stronger, stronger♪の歌が流れちゃってます(合ってるか知らんけど)。皆さんも書かれているように、単なるスポ根やシンデレラ・ストーリーの類ではなくて、心温まるヒューマンドラマという感じ。先生の過去、魔法の靴の持ち主の正体が明らかになるクライマックスにはかなり感動。おばあさんの最期も衝撃的でした。ほぼ予想通りの絵に描いたようなハッピーエンドなのにこんなに素直に感動できるのは、やはりそこに至るまでにそれぞれのキャラの心情がていねいに描かれているからなんですね。イギリス映画らしい!シティのファンというだけであんなイジメを受けるあたりもイギリスらしい(笑)日本じゃセレッソサポの子供がガンバサポの子供にボコられるとか想像つかないもんなぁ。だからこそゴードンの前でマンUのオファーを蹴るところがまたスカッとしますね☆ 【ROMY】さん 9点(2004-06-30 23:04:28) (良:2票) |
7.曇った空がなんともイギリス(イングランド)の味がでている。主人公だけでなく、周りの人にもうんうんとうなずきながら観た。それはそれでいいのだが、サッカーの本場なのだから、もう少しサッカーシーンに手を込んでほしかった。サッカーならではの興奮、感動、スペクタクルでファンタジックな魅力を期待してたのだが、今回もハズレと言わざるえない。「少林サッカー」「ベッカムに恋して」に続いてこれもかと、ため息をまたひとつ。 【やいのやいの】さん 6点(2004-05-21 23:27:27) |
|
6.子供のサクセスストーリーかと思いきや単純にそれだけではなかった。そういう意味でも見る価値のある作品だろう。芯の通った主役の物語に実にたくみに周辺の人物の物語がマッチしている。見終わってよかったねで終わらないで深く感動を覚えた。 【ひで】さん 8点(2004-04-21 12:01:56) |
5.サッカー好きでなくても楽しめました。いじめられっ子が魔法の靴と言う暗示で大活躍、でも本当の力は靴ではなく勇気にあったという話。全てが丸く収まるラストのハッピーエンドまで絵に描いたような運びだが、彼の周りの人たちも丁寧に描きただのスポコン・ハッピィーという単純な作りではないので引き込まれた。 【キリコ】さん 7点(2004-04-20 22:42:29) |
4.能力は経験と自信とまわりのサポートがあって初めて開花するんだなあと思いました。「メルギブソン、ターミネーター、トラだ!連続殺人犯だ!」って・・・。殺人はいかんよー。 |
3.レビューがこんなに少ないなんて!私ももっと早くこの映画に出会いたかった!てっきりフットボールだけの映画だと思ってたら、深い人間ドラマに心が締めつけられた。決して皆幸せじゃなく、誰にも弱さを見せられず苦しんでいる。その苦しみが少しずつ、でも確実に和らいでいく情景がなんとも心地よく切ない。映画全体にブリティッシュ・ポップがかかっていて飽きない。洋楽ファンの自分にはおいしすぎる選曲に大満足。ストーリーは少々重めなのに清清しい感じがするのは確かな選曲や使うシーンがキマっているからだろう。エリックが自分の弱さを告白し、自分がいかにフットボールを愛しているかをジミーに語る姿は感動モノ。ベタな展開やストーリーだけれどそれに弱いんだ自分~。 |
【ゆきむら】さん 8点(2004-04-19 21:52:04) |
1.《ネタバレ》 主人公がマンチェスター・シティのファンというところに惹かれました。シティファンということでユナイテッドファンの級友から陰湿なイジメを受けているのですが、魔法の靴を履いたら大変身してサッカーが上手くなってしまい、いじめていた級友を見返すというストーリー。しかし実は意外と奥が深く、主人公の少年の単純なシンデレラ・ストーリーというわけではなく、ウィラル先生(ロバート・カーライル)の過去だったり魔法の靴の元の持ち主の謎だったり、意外な展開があって飽きさせない内容になってます。そして最後はさりげなく人生について前向きなメッセージを発していたりして、ホロっとさせてくれました。秀作です。 |