1.《ネタバレ》 巷ではソフィー・マルソーの初脱ぎ作品、くらいの認知度しかない作品ではあるけれど(以前の私だけか?)、実は3時間超えの超大作、そんなちょびっと見えるか見えないかのハダカよりも、雄大な砂漠の光景の方が、よほど見どころになってます。けれど大人になりきるかどうかという微妙なお年頃の彼女のチャーミングさというのも、一見の価値アリ、です。
前半は特に、ジェラール・ドパルデュー演じる士官が、部隊を率いて砂漠の行軍。出てくるのは砂漠とラクダばかり。カメラは引き気味で、雄大な光景を捉えます。
で、納得いかぬ理不尽な事態も発生するけれど、一方では民族や宗教といった垣根を超えた、理解や友情があったりもする。
しかし、やがて巻き起こる第一次大戦は、そういったもの全てを、押し潰してしまう。
たけど、そのすべてが消え去った訳ではない、というしみじみとしたラスト。イイですね。