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<ネタバレ>最初の段階で、スレヴンがニックに間違われギャングに強要される展開で「なんでちゃんと否定しないんやろ~」と不思議に思い、スレヴンのつかみ所のないキャラにどうにも感情移入出来ず不安を抱きながら観ていたのだが、後半、あらゆるシーンの謎が明かされ、スレヴンとグッドキャットの関係が明らかになると「なるほど~」の連発でした。それだったらまぁ、あのつかみ所のないキャラも無理はない。ストーリー構成がとても巧いなと感じる。もちろん、この構成を構築させる上で、たとえばギャング同士が向かい合った建物に閉じこもってにらみ合ってるとか、そういううちょっとありえない要素が前提となっているし、他の方も言う様にどうして殺し屋が息子を殺さなかったのかという点でも疑問を抱きたくなる気持ちもわかる。そこんところは、殺し屋にも人の心があったのかなとか、少年になにかしらの才能を直感的に見いだしたからなのかなとか、そういうことで脳内補完すればいいかと思う。スレヴンとグッドキャットだけでなく、リンジーとの関係でもラストに一騙しがあり、それがまたなかなか良い余韻を持たせた終わり方だったなと関心。[良:1票]