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<ネタバレ>若干小難しい内容の作品が多かったトニー・スコットの作品の中で、本作は清々しいほど娯楽に徹した作りで単純に楽しむ事が出来た。彼の映画は、どれも男臭いものばかりだが、本作の場合は、例えば感傷的になりそうな場面、娘に電話をかけるシーンや人が負傷するシーンなどをさらっと描く。そのドライな描き方が、いわば男っぽくて、良くも悪くもトニー・スコットの作風だと感じる。随所随所で列車を止める為に披露される見せ場があるけれど、個人的にはウィルがあのスピードで車に飛び乗り、そしてまた列車に乗り込む一連のシーンが地味に凄いと感じた。CGを極力使わずにやろうとしてる点が好感持てます。