<ネタバレ>これほんと良かったです。「南極料理人 」も大いに笑わせてもら .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>これほんと良かったです。「南極料理人 」も大いに笑わせてもらったけど、本作も終始笑いっぱなしでした。沖田修一監督、今後要注目ですね。なんというか、笑いに一切の嫌みがないんですよね。全てほっこりするような笑い。そう、悪い人なんて出てこないから、見ていて気持ちがいい。そしてまた笑いの取り方が上手いですよね~。二人の会話があって、一方がなにかを頼もうとする、そんで次のシーンでパッと落差のある画を持ってくる。そりゃ笑っちゃいますって。全体的にはのんびりとしたテンポなんで、疾走系コメディを好む人には不向きかもしれませんが、このほっこりのんびりした感覚って妙に懐かしくて、昔の古き良き邦画を彷彿とさせるようなものがありました。最初は嫌々だった木こりの岸さんが、彼らと打ち解け映画製作にどんどんとのめり込む様子が実に微笑ましい。そして気弱な監督の田辺も、だんだんと心開いていって終盤には笑顔が増えていくその変化が見ていて嬉しくなる。日常から非日常、そしてまた日常へと戻るこの暖かいストーリーは、登場人物だけでなく、観客もまた一緒に幸せな気持ちにさせてくれる、そんな素晴らしい作品に仕上がっていた。[良:1票]