<ネタバレ>正直言うと序盤から中盤までは淡々としていて、そんなに面白くも .. >(続きを読む)
<ネタバレ>正直言うと序盤から中盤までは淡々としていて、そんなに面白くもないなと思ったのですが、
中頃過ぎたあたりからストーリーがアクセル踏んでサスペンスに走って行きそこからはぐんと面白くなりました。
アカデミー賞を受賞したVFXはさすがで、メッシュっぽい素材で中が透けて見えるロボットのヴィジュアルはとても洗練されています。
それから、美しい大自然の中に佇む豪華な別荘。自然とコンクリートの対比。これがまたヴィジュアル的に素晴らしい。
この対比が、この作品の意図をそのまま具象化しているようでもあります。
後半は、「エロス」と「殺人」が出てくるんですけど、人間のエロスと殺人と違って
AIによるエロスと殺人ですから、意味合いが複合的になって面白いですね。
彼女たちはすごく色っぽい、エロい。人よりもエロさ見出しちゃったら、チューリングテスト的には合格ですね。
そしてAIの殺人は、創造主殺し。自分で作ったものに殺されるって、それは誰の責任? そしてAIに罪は問えるのかな?
何が何でも外の世界に飛び出したかったエヴァ。彼女はあれからどんなAI生を送るのだろう。