<ネタバレ>愛のない夫との生活と、公爵夫人の立場の奥に秘められた本当の愛 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>愛のない夫との生活と、公爵夫人の立場の奥に秘められた本当の愛情というところがテーマなのでしょうが、それにしては突っ込みが何とも浅すぎる。この内容であれば、社会的立場も周囲の視線も全部はね返すようなギラギラするほどの強い衝動がその底に流れていなければならないはずなのですが、主人公の言動にその辺の描写はあまりされていません。また、夫の対応の方にも面白みがなく、単なるつまらない夫になりかけてしまっています。なので、最後に家に戻ったときでも「えっそれだけ?」という感じ。全部のシーンを華麗に彩った美術関係と衣装関係の執念は素晴らしい。視覚的にはとても楽しいです。