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<ネタバレ>静かな迫力を漂わせる導入部から、一気に主舞台の列車内へとなだれこみ、その後もドライブ感とスピード感を溢れさせながら最後まで走りきるサスペンスの好作品。主人公が非力な検事補で、知恵と機転で危地を乗り切るのがよい(ま、最後は肉弾戦だが・・・)。ロッキーの雄大な光景も演出に大いに貢献している。ただし、ラストの敵女の登場には一ひねり欲しかったし、駅に着いてからももう一幕あってしかるべき。それまでのスリルの割に、えらくあっけない着地だった。アン・アーチャーの自然な美しさに+1点。