<ネタバレ>これぞまさにイーストウッド。ついこの間に起こった、しかも誰も .. >(続きを読む)
<ネタバレ>これぞまさにイーストウッド。ついこの間に起こった、しかも誰もが内容をよく知っている実話について、映画を作ると決めたら、フットワーク軽くあっという間に形を実現してしまう。しかも、いろんなプロフェッショナルがごく短時間に技能と叡智を結集して事態を解決した実際の内容に即し、映画自体も、コンパクトな中に職人芸が凝縮している。登場人物の個々を逐一取り立ててドラマチック仕立てにしたりはしていない。この直近のイーストウッド作は、焦点が絞られずにだらだら続く作品もいくつかあったのですが、やはり本気を出すと違います。●俳優陣のMVPは、もちろんアーロン・エッカートです。役で演じる副操縦士同様、堅実な存在感とサポートぶりで、映画をどんどん後押ししています。ローラ・リニーの出番がそこそこ多いのも嬉しかったけど、よく見ると電話のシーンばかりなので(あえて脚本をそうしたんでしょうけど)、もっといろいろ見たかった。