初恋が醸成する過程とか、過去と現在をクロスさせながら進行する .. >(続きを読む)
初恋が醸成する過程とか、過去と現在をクロスさせながら進行する構成などはなかなかだったが、話の基盤なり目的という部分が弱すぎて、結局、基礎が崩れて全体が崩れる、という感じで収束してしまった。具体的には、現在の朔太郎がいったいどういう人物なのかがさっぱり見えてこないとか、オーストラリアに行ってしまうのがあまりにも唐突だとかいう部分に端的に表れてしまっている。白血病部分も、途中から別のドラマに変わっちゃったという感じで、もっと別の設定は考えられなかったのかな。