この映画で初めてヤヌシュ・コルチャックという人の事を知りまし .. >(続きを読む)
この映画で初めてヤヌシュ・コルチャックという人の事を知りました。ああ、なんて素晴らしい人なんだろう。子供たちの事を一番に理解し、彼らのために全てを捧げて守りぬいた、ほんとうに教育者の鏡のような人でした。とくに印象的だったのは、コルチャック先生が一人の少年と話す場面で、少年は「死んでしまいたい」とコルチャック先生に語る。普通ならなんてバカなことを!と怒鳴って叱りつけるようなところだが、コルチャック先生は違う。「子供にも死ぬ権利はある」とやさしく語りかけるのである。子供だからといって特別扱いするのではなく、一人の人間として見ている。そして、人生とはどういうものなのか、人間であることの意味、生きている事の意味を教えてくれます。あくまで自分と相手は対等な立場として。この、コルチャック先生の子供に対する姿勢が素晴らしいと思いました。この映画を観て、コルチャック先生についてもっともっと知りたくなりました。