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<ネタバレ>どうして今更リメイクするのか?という件については、この作品に限ったことではないのでこの際置いておいて…
06年6月6日公開という演出はとてもニクイと思います。
偉大すぎるオリジナルがあるので、それと比べられるのは半ば仕方のないこと。それを念頭において鑑賞すると…。
冒頭、すい星の出現から、“予言”の的中という場面に至る節、既にあそこで、話を壮大にしようとして悪い意味でのB級の安っぽさが感じられてしまいました。
勿論、ダミアン役の少年も、不気味こそすれ、オリジナルほどではありませんね。
ダミアンの母ちゃんの元を訪れる?場面も、やはり衝撃度という点では数段落ちますね。もう少し、絶望というか、やるせなさ、そして陰気な雰囲気が漂っていても良かったのではないかと思います。
また、例のテーマが劇中に流れない、というのもやはり、しっくり来ませんね。
しかし、リメイク、という観点からものをいえばこんな感じですが、一つの作品としてみれば、巧く現代風に解釈されており、なかなか良かったと思います。
音響や特殊メイクで驚かす、という場面もあり、昔と違って演出のセンスが衰えたと感じさせる場面も勿論多々あるのですが、元々が骨太のホラー映画なので最近の映画の中では比較的安心して診られると思います。
…それより、早く本家の続編を作って欲しいものですが(汗