ラスト・ディール　美術商と名前を失くした肖像 2018年 [フィンランド]のクリムゾン・キングさんのクチコミ・感想

<ネタバレ>オークションで見つけた肖像画が実は名画だった、というう夢のある話のようでいて、華香現実を見せてくれる作品。初めは肖像画の正体を追っていく過程がミステリーのような心地よさがあり、後半の、歪な家族関係の修復や商売敵の妨害諸々などはまた違った方面の盛り上がりを見せてくれ、個人的にはとても楽しめました。
落ち着いた音楽や画廊の雰囲気、主人公が死ぬ演出やラストのくだりなどなかなか見せ方もよく、いい余韻が味わえました。