<ネタバレ>おフランス製のアクション・コメディといえば真っ先に「TAXi .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>おフランス製のアクション・コメディといえば真っ先に「TAXi」が思い浮かぶ事と思いますが、これも要はそれに類似する作品として考えてなんら問題はないでしょう。スピードは少々落ちますか。つまりは、このフランス人の笑いの趣味に何処まで付いてこれるかがこの作品を楽しむコツだと思います。先ずはストーリーから。やはり傍から見てる限り明らかに馬が合ってないモルテスとレジオの凸凹コンビのやり取りに尽きるでしょう。看守のくせに妙に臆病なレジオと悪党にも拘らずレジオを「相棒」と認めたモルテスの友情、彼らを追うトルコとその部下のやり取り云々、ギャグとシリアスが上手くミックスしてると思います。そしてアクション。前半のカーチェイスや観覧車のシーンは見ていてなかなかのものでした。しかしその際、某映画でトム・クルーズが見せたまんまのアクションが登場するのですが、それをわざわざやる必然性があまりないのがちょいと痛いです。街中に「ロード・オブ・ザ・リング」のポスターが貼ってあるのにはちょっと面白かったですが。その他はラストでの脱走作戦とエンド・クレジットでしょうか。これは正直良かったです。総合的に見て、なかなか楽しめる作品だと思います。ちなみに題名…ル(le)は男性名詞単数形に付く定冠詞、ブレ(boulet)は砲弾という意味です。[良:1票]