グラム・ロックというより、“ジギー・スターダスト”を聞いたこ .. >(続きを読む)
グラム・ロックというより、“ジギー・スターダスト”を聞いたことないと楽しめないんじゃないかな。冒頭、そして終盤のUFOの登場シーンはそれぞれ“MOONAGE DAYDREAM”“STARMAN”、スレイドの全盛期や人間関係は“LADY STARDUST”、そして彼と、グラム・ロックの衰退は“ZIGGY STARDUST”“ROCK'N ROLL SUICIDE”といった印象を受ける(マックスウェル・デイモン&ヴィーナス・イン・ファーズの元ネタはジギー・スターダスト&スパイダーズ・フロム・マーズ)。映像としては、当時の回想録のような感じも受けなくはないが、音楽もセンスがいいし、作品としてはまとまっている。ただ、やはりあの音楽についていけない人には退屈な映画だと思う(ちなみに何故ボウイの名前や曲が登場しないかは、「映画で俺の曲を使うのは止めてくれ」とボウイ自身が言ったかららしい)。要は、この作品を見る前にジギー・スターダストを聞けと………