派手さもなく、深刻ぶることもなく、起用なのか不器用なのかよく .. >(続きを読む)
派手さもなく、深刻ぶることもなく、起用なのか不器用なのかよくわからん二人の珍道中を、アクションを絡めて描く。最初観たときは、何だかとりとめのない話だなあ、と思わんでもなかったけれど、二人の珍妙なやりとりはやっぱり楽しいし、そこに何かとちょっかいをかけてくる連中のオジャマ虫ぶりもまた楽しく、久しぶりにまた観たくなっちゃう作品なんですね。デ・ニーロも何だか楽しそうで、鍵を投げ捨てる仕草なんかにもそれが表れているように思えて……。こういう楽しさって、『ジーリ』にもつながるものがあると思うのですが、こちらは高評価、あちらは低評価。いやはや世間は厳しい。