普段着のままで彷徨う雪の森。これがいい。CGでこんな表現が可 .. >(続きを読む)
普段着のままで彷徨う雪の森。これがいい。CGでこんな表現が可能になったんだあ、と改めて実感。本当の雪山でこんな格好ではとてもいられない。これこそがまさにファンタジー世界。一方では“はく息の白さ”によって雪の冷たさも表現されており、そこにはファンタジーなりのリアリティもまた存在しています。また、登場人物ならぬ登場動物たちのリアルさにも、好感が持てます。動物が人間の言葉をしゃべる、という非現実性にも、簡単に溶け込めてしまう。それに何よりも、キャラが覚えやすいという、このワカリヤスサ。まさに大人から子供まで楽しめる映画、ですね。やがて春が訪れ、視野が一気に広がってくる爽快感。アスロン軍のキャンプ地にはテントが並び、旗が風になびいてパタパタはためいている。このシーンが何よりも良い! 旗ははためいてナンボ。どんなスペクタクルシーンよりも、こういう光景の方が何か心に残るものがあるのよねん。そしてクライマックスの戦闘シーンへ。魔女さま、かっちょいい! どこまでもついていきたくなっちゃいますよ(最初見た時は頭にヘンなトンガリをつけてて「あんた、オーロラ輝子か?」と言いたくなりましたが)。悪女の魅力が炸裂してます。まさに、オジサンから子供まで楽しめる映画、でしたね(笑)。