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<ネタバレ>例によって例のごとくいかにもエグゼクティブなマイケル・ダグラスが、デミ・ムーアに言い寄られて危うく貞操を奪われそうになる(今さら?)のを、柄にも無く自制心を働かせてしまったもんで、今度は彼女にセクハラで訴えられてしまう。という訳で以下、ひと頃のクリントン大統領みたいな情けない状況に置かれちゃう。
結局は何だかんだと偶然が続いて、彼は命拾いをし、彼女に一矢報いたりもするのですが(しかし彼女には社外にちゃんとポストがある、というなかなかの皮肉)、この作品を見てると要するに、こんな目にあったら、確かにこれだけ偶然が続きでもしない限り、まず助からんよなあ、と。そういう意味ではなかなか怖いオハナシです。
携帯電話持っただけで浮かれてるダグラス親父の前には未知のVR空間が広がり、このヒト、今回は何とかなったものの、早晩、時代に取り残されるんだろうなあ、と思わせられ、アナログ世代の最後のひと足掻き、みたいな感じが、これまたマイケル・ダグラスというヒトからは絶妙に染み出しているのでした。