シリーズ第3作にあたるのでしょうけど、第2作を観ておく必要は .. >(続きを読む)
シリーズ第3作にあたるのでしょうけど、第2作を観ておく必要はまーったくありません、という新設設計。あのワケのわからん世界観から一転し、またヘンテコ生物がウヨウヨする惑星を舞台とする作品へと戻ってきてくれました。とりあえず一安心。さらにそこに、リディックを付け狙う連中がやってきて、と来ればもう、さぞかし盛り上がろうってなもんですが(ハイ、こういう持ち上げ方をするのは、この後、ケチをつけるための前フリですね)・・・なーんか、スカスカなのよね。これといって、心に引っかかるものもなく、サラサラと物語が進んでいく。リディックを狙う連中が登場したら、ヴィン・ディーゼル、姿を消してしまうし(きっとどこかで休憩でもしてるんでしょ)。最初の方でその凶暴さを垣間見せた変なサソリみたいな生物も、後半、ヤミクモに襲ってくるけど、ヤミクモに斃されていき、強いのやら弱いのやら。せっかく「立て籠もり」みたいなシチュエーションとなって盛り上がりかかっても、その緊張感が続かない。例えばあの、リディックが手なずけた生物(犬?みたいなヤツ)との関係くらいは、もう少し丁寧にエピソードを盛り込めなかったものかと。