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逃走劇、なんですけれども・・・主人公が逃げ回ることについての切実さが、妙に希薄なんですね。出頭を命令されたから、指名手配されたから、だから一応逃げておきましょう、ってんじゃあ、ねえ。
捕まったら明らかにヤバいから、だから逃げる、ってんじゃないと、スリルも生まれません。
実際、主人公もあまり一生懸命逃げ隠れしてないし。
そもそも、事件の発端であんなとてつもない大爆発やらかしたら、主人公を追い詰めるべき「動かぬ証拠」も何もあったもんじゃない。
それに、あれ何ですかね、核融合か何かなの?いずれにせよ、やけにチープな実験設備に、発生する反応もやけにチープで、もうちょっと夢のある演出はできないものかと。爆発だけは威勢がいいですが。
まあ、キアヌ・リーブスがこういう貧乏くさい研究者の役にドンピシャはまってる点は、よろしかったかと。