NFLにはさっぱり興味ないし、ましてやそのドラフトなんて、も .. >(続きを読む)
NFLにはさっぱり興味ないし、ましてやそのドラフトなんて、もうまるっきりどうでもいいオハナシ、のはずなんですが、真っ向からその題材で、惹きつけてくれます。
デ・パルマ作品あたりで画面分割が出てきたら、「ああ、またか」ってなもんですが、本作はなかなか新鮮です。ドラフトを迎えるまさにその「運命の日」が舞台、まさに大詰めの一日。だもんで互いに離れた場所同士のやり取りの描写も多くなりますが、そのやり取りする両者の姿を画面分割で描くことで、連続感のある描写になってます。しかも本作の登場人物、分割された画面に収まらず、平気で画面からハミ出てきちゃって、ホント、何て厚かましいんでしょうか。
ドラフト会議(と言うんですかね、NFLでも?)が始まるまでのカウントダウンが挿入されるのも意外に効果的で、会話中心という点ではそれなりに地味なオハナシの映画ですが、時間が迫ってくるのを見るとやっぱり気分は盛り上がってきます。
それにしてもダサさあふれるのがケヴィン・コスナー。オハナシ自体もちょっとクサいところがありますが、それがケヴィン・コスナーにしっかりマッチしてます。カッコ良さの点では、ジェニファー・ガーナーの方が数枚ウワテかな。