86年の同題名のフランス映画のリメイクですが、同じ監督が字幕 .. >(続きを読む)
86年の同題名のフランス映画のリメイクですが、同じ監督が字幕嫌い米国人のために作ってますので、「単なるリメイクと言われないように頑張りマス」といった気負いは特に見られません。が、新しいギャグもちゃんと盛り込まれてますし、キャストに微妙な変化を加えたのが心憎い。フランス版では、冴えない中年親父のピエール・リシャールと、若々しい大男の元強盗ジェラール・ドパルデューのコンビ。一方こちらでは、年齢的に逆転していて、親父役のマーティン・ショートの方が若く、元強盗役はニック・ノルティ、イカツさ丸出しの超ゴツゴツ系。少女になつかれるこの役、勿論ドパルデューも捨てがたいのですが、ノルティがやると、より「有り得なさ」が強調され、リメイク版ならではの可笑しさがあります。フランス版への思い入れの強さ故、あちらの点数を1点高くしてしまったのですが、こちらのリメイク版も間違いなく素敵な映画だと思っております。