『悪魔の赤ちゃん』があまりに唐突に惨劇が始まるもんで、いわば .. >(続きを読む)
『悪魔の赤ちゃん』があまりに唐突に惨劇が始まるもんで、いわばそこに至るまでの過程を描いたような本作を、久しぶりに見たくなって。
ちなみに『悪魔の赤ちゃん』の原題、「It's alive」ってのは、本作のミア・ファローのセリフでもあるんですけど、両者の間に関係があるのかどうかは、知りません。
それにしてもこの作品見てると、妊娠の不安ってのは、周囲との断絶、とりわけ夫の無理解にある、というのがよ~くわかります。さらには隣人への不審やら不満やらってのが、普遍的な悩みだってことも。
オカルト映画なのかどうなのか、の境界を行き来する、それ自体がサスペンスになっていて。線の細いミア・ファローがさらに弱っていく姿が、さらに不安をかき立てます。ただし一部のシーンではメイクのし過ぎか、顔色の悪さが画面上で浮いてしまって、ゾンビみたいになってますが。
さあ、この作品を見るとまた、『悪魔の赤ちゃん』が見たくなりますね。ならない?