<ネタバレ>基本的に痛そうな映画はちょっと苦手なわたくし。
なんなら時 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>基本的に痛そうな映画はちょっと苦手なわたくし。
なんなら時代劇の殺陣でさえ斬られ役が可哀想になっちゃったりするくらい。
でも、なぜか本作のアクションシーンはまったく別物。
最もキライな拷問シーンでさえ「もっとやれ~~!」状態(←結果、もっとやる)
なんの罪もない友だちの奥さんだって必要とあらば撃っちゃう(←マジ!?でも全然OK!)
娘の命を盾に取り引きを持ちかける最終ボスも秒殺でズドン(←最高!)
余計な苦悩や葛藤でもたつくシーンがまったくない、爽快で痛快なアクションがハマりにハマって悶絶状態。
この火事場の馬鹿力は全部、幸福な家庭を維持できなかった主人公の娘への償いであり愛なのだ。
本題に入る以前のシークエンスも、短い尺で、元妻や娘との微妙な関係を端的に表しているし、余計なことを描かないスタンスが徹底していて、テンポ良く物語が進むのが気持ち良い。
それでいて、ほんのワンセンテンスだけの少ない出番の出演者はみんな印象的である(←大抵すぐ死ぬけど)
演出の腕が冴えわたって、ラストでは気持ちよ~く感動できる。
しかもたったの93分でこのクオリティ!ホントに素晴らしい。
難しいこと抜きにスカッとしたい人には、ぜひ。