軽快でコミカルな中にも、犯罪に走る主人公の心理・状況を繊細に .. >(続きを読む)
軽快でコミカルな中にも、犯罪に走る主人公の心理・状況を繊細に描いており、笑いとサスペンスと感動が見事なバランスで成立している。
これぞ娯楽映画だ、と言わんばかりの快作。
トム・ハンクスは、平凡になりすぎず、かといってでしゃばりすぎない絶妙の巧さで観客を引き付ければ、ディカプリオは成長著しい少年役を、数年間にわたり、違和感なくさらりとやってのける。
この二人の役者の力量には、まったく脱帽させられた。
それにしても、こういう題材をここまでの完成度で楽しませるとは、さすがスピルバーグ。
その演出力とセンスに、ある種神がかり的なものを感じずにはいられない。