<ネタバレ>ほとんどの場面で雪が映しだされていて、全体的に冷たい空気の映 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ほとんどの場面で雪が映しだされていて、全体的に冷たい空気の映画だった。特に殺人犯とディーラーのシーンはそんな感じだった。殺人犯が車の扉を開けて外に出ている時にアラーム音が鳴りつづけたり、ディーラーが外出する時は必ずコートを羽織るシーンが出てきたりする。彼らには安息の時間があまり与えられず、ずっと寒い中を動き回っている。一方で婦人警官はよく布団にくるまっている。何でもない話をしたりテレビを見てくつろぐシーンが多い。だからと言って婦人警官が絶対的に幸せだというわけでもない。警察という業務上、彼女のまわりではいつも悲しい事件が起こり業務として対処しなければならない。また、悲しい人生を送る日系人等も登場する。車の中で殺人犯に対して話す言葉はそんな悲しい気持ちがあふれた言葉だったと思う。日常の小さな幸せをかみ締めながら辛いことも味わい、生きていくってのが人生なんだなと思った。