荒廃した地球、入り乱れる暴力と狂気。
「映画」のみならず、 .. >(続きを読む)
荒廃した地球、入り乱れる暴力と狂気。
「映画」のみならず、漫画、小説、様々な表現において、その後デフォルトとなったこの「イメージ」を発明し、創り上げたこの映画の価値と衝撃は、如何なるものだったのだろう。
今作の製作年と同じ1981年生まれの映画ファンにとっては、伝え聞くその衝撃は、言葉通り“伝説”の範疇を出ず、非常に口惜しく思う。
2015年の大衝撃作「マッドマックス 怒りのデス・ロード(Mad Max: Fury Road)」が、“マッドマックス”初体験だった。
その直後に第一作「マッドマックス」を観て、今回ようやく「2」の鑑賞に至った。
ある意味必然的なことなのかもしれないが、伝説的なこの2作に対して、伝説通りの衝撃を受けることは出来なかった。
“カルト”であることは理解できる。いろいろと、どうかしている映画である。
だからこそ、レジェンド化され過ぎなんじゃないかとも思う。
非常に実験的でもあり、破れかぶれの映画であり、だからこそ世界中のボンクラ映画ファンの心を掴んで離さなかったのだろう。