世界をえぐる問題作としてあちらこちらから評価の高さを聞いてい .. >(続きを読む)
世界をえぐる問題作としてあちらこちらから評価の高さを聞いていたので、かなり期待度は高かったのだけれど、いまひとつ「入り込めない」感じが最後まで拭えなかった。
おそらくそれは、この映画自体が問題なのではなく、僕自身が中東を中心にした世界情勢のディープな部分について無知だったからだろうと思う。
ノンフィクションの「証言」を元にしているだけに、必要以上にドラマティックでないところが、尚更に知識が無い者にとっては取っ付き辛い要因だったかもしれない。
ただそれでも、ある部分では複雑に、ある部分では愚かに絡まりあう「思惑」の実情には、文字通りリアルな緊張感が滲み出ている。
それにしても、オスカーを取ったジョージ・クルーニーは「助演」なのだろうか?じゃあ誰が「主演」?