役者としてのイヴ・モンタンが好きだったのもあって、最初にこの .. >(続きを読む)
役者としてのイヴ・モンタンが好きだったのもあって、最初にこの作品を深夜放送で見たときから、最も好きな作品になったと言ってもいいかもしれない。
①事件が起こるまで。②事件が起こって調査に乗り出すまで。③調査開始からクライマックスまで。
と、大別して3つに分けることができるのだが、後半以降、特に③辺りから、アドレナリンが最大限に分泌される。
常に冷静で、思想に囚われずに客観性を重視しながら聞き取り調査を進めていく検事が、ある段階に来て、思わず口を滑らせ、
記録担当係に再確認される辺り、ユーモアのセンスがキラリと光ると共に、心理描写としても非常にうまい。
そしてエンドロール間際の最後の語りは何度見ても鳥肌モノだ。