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<ネタバレ>いやでもフィリップ・シーモア・ホフマンに注目してしまう映画であり、彼の演技についてはさすがという感じである。物語の雰囲気も流れも重厚である。ただ、ストーリーについてはよく考えてみると違和感を覚える。小魚で大魚を釣り、そして最後にサメを釣る、ということであるが、小魚と大魚の間には全く関連がなく、ただただ小魚のチェチェン人の青年には父親からの多額な遺産があったというだけである。大魚を釣るためにはとにかく金が必要ということはわかるが、その手段となった小魚部分の物語が映画全体の大部分を占めるのはいささか残念。