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<ネタバレ>リ・インカーネーションの話として見るとどうも納得しきれない心地悪さを感じますね。そこにはファンタジーとしての視点がまるっきりありませんから。むしろ生まれ変わりはエッセンスと言うか言い訳のようなもので、同性愛の映画として捉えた方が自然なのかも。生まれ変わりの上での繋がりならば最後の二人の選択はないんでないの?って気がしてしまいますし。同性愛であればこそのラストという感じで。テヒがこの世の人ではない事を最後の方までハッキリと描かずにわざと隠してある構成になっていますが、そうする事によって(ラストにあくまでテヒの存在を大きくする事によって)同性愛映画としての色を薄めるような、言い訳がましさを感じてしまったり。まー、いずれにしろ私には感動できるようなモノではありませんでした。いっその事、コメディにでもしてくれた方がよっぽど楽しめたなぁ。結局のところ、どん詰まりの物語ですもんね。