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<ネタバレ>色っぽいと言われれば、そうかもしれないけれど、ちょいと肉っぽい感じがしないでもなく。そんなヒロインポジションなイ・ジュンギをめぐっての、男だけの三角関係映画。父を越えられぬ王の悲劇と見るには、王はあまりに軽薄で未熟過ぎ、芸を共に生きてきた仲間の物語と見るには、どうしたってそこに同性愛的な意識が感じられちゃって、それ以上の絆が見られないし、二人の男の間で揺れ動く美しき男は、なんつーか、受け身なばかりで具体的な行動が殆どないという、全体的に曖昧でボヤけた印象。もう少し突っ込んだクサいくらいのドラマが見たかったですね。最後の最後、寸止め状態で映画が終わってしまう訳ですが、そしてそれは映画として物語として正しい終わらせ方ではありましょうが、あそこはやはり戦いのひとつも見せて頂きたかったところ。それにしても、ウケた芸が下ネタばっかりなのはどうなんでしょうねぇ・・・。