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<ネタバレ>かつて優秀な軍人だった男が今は一人山に引きこもっていて、でもそこに軍幹部が訪れて、ってなんだかセガール映画みたいだなぁ、と思ってましたが、結局そういう映画の世界から全くブレる事のない正統派B級映画でした。上院議員や軍幹部の陰謀はなんだか雑ですし、やってくる敵のみなさんはみんなマヌケ、全身丸出し状態で走っても弾が当たらない、悪の権力者なんぞ殺してしまうのがいちばん、というイケイケ(死語)なオチまで含めて、誠に正しい姿をしております。綿密に張り巡らされた陰謀と情報合戦の世界を描いた息苦しい映画かな?と思ったのですが、見終わってスッキリな筋肉系シネマだったので、まあ個人的には嬉しい誤算ですか。でもマーク・ウォールバーグってば、そういう路線を突っ走るつもりでなんでしょうかねぇ? だったらもう少しアクションで見せて欲しい気もしましたが。セガールだったら何十人やってこようが全部拳で倒してるぞ、って思ってしまいました。もっともそれじゃこの映画での主人公のスキル設定そのものが無意味になっちゃいますね。