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<ネタバレ>オープニングからラストまでかっちりと見事に決まってます。笑いとサスペンスの程よいバランス、伏線を張り巡らせた脚本、50年代から80年代を駆け抜ける音楽のセンス。一本の映画の中に面白さがぎゅっと詰まって画面に釘付け。コーラ瓶からヴァン・ヘイレンまで、たっぷりの情報を内包しながら、それらに意味不明なものが全くありません。タイムトラベルから生じる事象に、「ん?」と思わない事もない部分もありますが(存在が消えかかるのがお兄さんからなのはなんで?)、まあ、細かいコトは気にするな、ってコトで。「え?もしかして夢オチ?」と一瞬思っちゃうシーンからの怒涛の展開のラスト、当初は続編なんて決まってはいなかった訳ですが(「TO BE CONTINUED」が入ったのはビデオからで、映画館版にはなかったですからねぇ)、本当にぜひ続編が見たい!って終わり方でお見事。ただ、きっちり計算され過ぎてて、ハミ出した面白味には欠ける、と言ったら贅沢でしょうか。